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東京モーターショーで見た、トヨタと日本の未来の形。

ファッション好きたちは、ヴィンテージカーに憧れるところが少なからずあるはずです。あの角ばっているデザインは、たしかに現行のモデルにはない味わい深さがあります。けれど流線型のフォルム&電気で走る、未来のクルマも悪くない。

前回は77万人を動員した「東京モーターショー」。今年は100万人の動員を目指している。

10月24日(木)に幕をあけた「東京モーターショー」。今年は「OPEN FUTURE」というタイトルを掲げ、さながらSF映画のようなクルマが並びます。乗用車はもとより、運送用のトラックですらフューチャリスティック。

青海展示棟のいちばん奥に位置する〈トヨタ〉のブース。

各メーカーのブースでは発売中であったり、来年発売予定のクルマが展示されているなかにあって、業界を牽引する〈トヨタ〉のブースには、そんなクルマは一切なし。数年、もしくは数十年先を見据えたコンセプチュアルなクルマやサービスを展示しています。では一体どんなものが展示されていたのかというと…。

車内にはシートがふたつ。運転席は設けられていない。

まずは「TOYOTA e-Care」と名付けられたこちら。車内には椅子とモニターが設けられているだけなのですが、一体なにをするためのものかというと、このなかで医者の診察が受けられるんです。

今回展示されているものは表情を読み取り、いまの気持ちを分析した結果が見られるという仕様。ですが、将来は過疎化が進んだ地域に本車を派遣し、血圧や心拍が測れるようにし、都市にいる医者とモニターで繋がって問診が受けられるようになります。患者の高齢化が進み、移動が難しくなればなるほど、この1台がきっと手助けとなるはずです。

クルマだけでなく、街そのものに電気を供給することを考えつくられた一台。

非接触充電システムを備える。空気清浄やWi-Fiの機能も併せ持つ。

お次が「TOYOTA e-Chargeair」。平たく言うとバッテリーカーです。フル充電で、最大80kmの距離を走行可能。プラグの抜き差しを必要としないため、例えば「TOYOTA e-Chargeair」と電気自動車を並走させながら充電することもできる。電源の供給が難しい被災地へもっていけば、ここでスマートフォンを充電したり、ポットでお湯を沸かしたり…。災害時にも活躍してくれます。

移動時間を利用して好きなことを実現する、ちょっと贅沢なひとり乗りのモビリティ。

箱にタイヤがついたような「TOYOTA e-4me」は、さながら“移動する部屋”。完全なひとり乗りで、運転はAI任せ。飲みすぎて終電をなくしたとしても、「TOYOTA e-4me」迎えに来てくれる、そんな未来も遠くないでしょう。

〈トヨタ〉ブースの入り口ではレジデンスカードの発行を忘れずに。

ブースのなかのコンテンツを実際に体験することで、ポイントが獲得できる。

ほかにも、未来を感じられるコンテンツが盛りだくさんなのですが、〈トヨタ〉ブースに来たならまず、未来を体感するためのレジデンスカードを発行してもらいましょう。写真を撮るだけで登録は簡単です。そして各コンテンツを体験していくとポイントが貯まり、ポイント数に応じて、オリジナルアイテムと交換できます。

「東京モーターショー」のためにつくられた「トヨタコンビニ」。

1ポイントから交換可能。

交換できる場所は、ブース内に設置されている「トヨタコンビニ」。トートバックやタンブラーなど、普段使いできるアイテムが揃っています。各コンテンツを体験するだけでもらえるんだから、これはお得!

ブースのスタッフたちも、未来的な衣装でお出迎え。

多様なモビリティが共存する未来を体感できるのは、11月4日(月)まで。これはひと目、見ておくべきです。

INFORMATION

TOKYO MOTOR SHOW 2019

会期:10月25日(木)〜11月4日(月)
場所:東京ビッグサイト 青海展示棟(東京都江東区青海1-2-33)、メガウェブ(東京都江東区青海1-3-12)、東京ビッグサイト(東京都江東区有明3-11-1)
www.tokyo-motorshow.com

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