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【Rediscover Paradise Okinawa by Corona Extra】Vol.2 沖縄の名門スクール出身のプロボクサー・土山直純が次に挑んだのは、ひとびとの灯火となる飲食店。

COVID-19によって大きな影響を受けた沖縄の観光業。それを救うべく、ビールブランド「コロナ エキストラ(Corona Extra)」が全面サポートをしているのを知っていますか?

内容は、ブランドの予算で沖縄県内の宿泊施設の空室料金を先払いし、買い取った分の空室を消費者に提供するというもの。(すでに特設サイトにてキャンペーンの募集は開始中。)さらに、沖縄の観光に携わる4組に取材をし、その等身大のストーリーをドキュメンタリームービーで配信しています。

フイナムでは、そのムービーにおさまりきらなかった出演者のストーリーを限定で公開。彼らのバックグラウンドや人生観を、全4回に渡って追っていきます。第二回目は、沖縄の名門スクール出身のプロボクサーとして活躍後、沖縄で飲食店を経営している土山直純さんです。

PROFILE

土山直純
飲食店オーナー。

シーフード料理とサンセットが楽しめる「EL FARO」やレモネードと生パスタで話題のマリンカフェ「New Cinema Parlor」など、沖縄県内で3店舗の飲食店を経営。

異色のバックグラウンドを持つプレイヤー。

「めんそーれー!」。そう言って取材時も少年のような笑顔で迎えてくれた土山直純さん(通称ナオさん)は、沖縄県で飲食店を中心に幅広く事業を展開する経営者です。実は彼、飲食店を経営する以前はプロボクサーとして海外で活躍していたという、なんともアグレッシブな経歴を持っています。

幼い頃からスポーツ万能だったというナオ少年とボクシングの出会いは、高校生のころ。「近所にジムがあったから」という単純明快な理由でスタートしたのですが、持ち前の身体能力を活かして順風満帆に好成績を収めていきました。

最後の大会を終え引退。ボクシングから一旦距離をおいたものの、“なくなって初めて気づく大切さ”を実感し、再始動しました。プロボクサーを目指すべく、関係者に相談してまわっているなかで声をかけてくれたのが、ボクシングを知る者にとっては隠れ無き存在、沖縄の名門・平仲ボクシングスクールジムの平仲氏でした。

第二の故郷、沖縄。

「そのタイミングが(ぼくの人生にとって)沖縄との最初の接点ですね。でも当時の沖縄の思い出はボクシングの苦しい思い出しかないですよ(笑)」。早朝から夜まで、平仲氏のもと過酷な練習に励んだそう。その斐もあり、海外でプロボクサーとしてデビューを果たしました。

その後、フィリピン、アメリカ、東京と生活の拠点は変えながらもボクシングを中心としたライフスタイルを続けるなかで、第二の故郷である沖縄への想いはどんどん強くなっていったという。

歳を重ね、アスリートとしての成長曲線もゆるやかになり、彼の人生にとって2度目の“引退”のタイミング。「引退するなら、沖縄・平仲ボクシングスクールジムで、恩師のもとで引退したいっていう思いが強くありました」。彼は沖縄に生活の拠点を移し、無事沖縄でそのボクシング人生に幕を下ろしました。

引退後も沖縄に腰を据えたナオさん。そこから彼の第三章がはじまります。縁あって事業展開をはじめ、シーフード料理を中心とした「EL FARO(エルファロ)」というお店をオープンさせました。スペイン語で”灯台”という意味のこの店では、港町をイメージしたテラスを兼備。異国の料理に舌鼓を打ちながら、サンセットを楽しむことができます。

お店の壁には、“Don’t wait for the storm to pass, dance in the rain.”という言葉が。「簡単にいうと、“嵐が過ぎ去るのを待つな、雨の中で踊れ”っていう意味なんですけど、苦しいことがあっても楽しくやっていこうよってことですね」。

考えながら戦うというスタイル。

観光都市である沖縄において、このCOVID-19の影響を受けなかった飲食店はおそらくないはず。例に漏れず、彼のお店も打撃を受けたわけですが、それでも彼はポジティブだったそう。

「ボクシングって、ふたつの拳だけで勝たなきゃいけないので、考えて戦わなければ勝てない競技なんですよね」。アマチュア時代とは異なり、コンマ1秒の世界で動きを突き詰めていくプロの世界では、得意な動きや勝ち方、そして義足の自分には向いてない動きなどをより精細に考えるようになっていたという。

飲食店も同じ。自粛期間中もそのハンデをもろともせず「この状況をどう変えていくか、人の何百倍も考えてやれば必ず勝てる」と前向きに考えていました。感染対策やテラス席のリニューアルなど、大きな経営判断の繰り返しがつづいたが「トライ・アンド・エラーの繰り返しに苦はなかった。間違ってたとしてもまたやればいいだけです。だって、いくら倒れても身体の痛みはないですからね(笑)」。とポジティブに振り返っていました。

現在(2020年10月現在)、まだまだ人通りが戻らない沖縄・国際通りですが、それに反して「EL FARO」の店内は、料理やお酒を楽しむお客さんで賑わっています。それはまるで店名通り、暗闇の中でも人を集める灯台のように明るく光を放っています。

Photo:_Yoshihiro Kato(ikism)

INFORMATION

「Rediscover Paradise」プロジェクト

コロナビールがおこなう世界中の観光・旅行業界を支援するプロジェクト。世界中の1000軒以上のホテルで14000室以上の部屋をコロナが予約、その料金を先払いし消費者に提供することで、苦戦する観光・旅行業界への支援を目指すものです。安心安全に旅行を楽しむことができるようになったタイミングで消費者に機会を提供することにより、国内観光をサポートしながら、自然とのつながりを取り戻してほしいというメッセージが込められています。
特設サイト

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