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時代の寵児、ラフ・シモンズのアーカイブ展が「アーカイブストア」で開催中。しかも入場無料です。

〈エルメス(HERMÈS)〉、〈メゾン マルタン マルジェラ(Maison Martin Margiela)〉、〈ヘルムート ラング(HELMUT LANG)〉。ここ数年、これらをはじめとしたアーカイブコレクションに注目が集まっています。

いろんなデザインの服が安く気軽に手に入る時代に、なぜ過去のコレクションが人気なのか。それは、いまの世代におけるスーパースターの不在ゆえかもしれません。

では、一時代を築いてきたスーパースターとは一体誰なのでしょうか。

数十年振りのテレビインタビューでお茶の間の注目を集めた〈コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)〉の川久保玲。〈ユニクロ(UNIQLO)〉とのコラボレーションにカムバックし、世界中を沸かせたジル・サンダー。彼女らも間違いなくスーパースターですが、ラフ・シモンズの名前を忘れてはいけません。

〈プラダ(PRADA)〉の共同クリエイティブディレクターへの就任や〈ラフ シモンズ(Raf Simons)〉初のウィメンズコレクションの発表が大きな話題となった今年。彼への注目はその去就のみならず、2020年12月には復刻コレクション「RAF SIMONS ARCHIVE REDUX」が発売されるなど、アーカイブに対して注目が集まっています。

そんな時代の潮流を敏感に察知したのが、渋谷に拠を構える「アーカイブストア(Archive Store)」。長きに渡り発揮され続けた彼のクリエイティビティを振り返るべく、展覧会「Raf Simons: A Retrospective」を開催することになりました。

「アーカイブストア」が所蔵するラフ・シモンズが手掛けたコレクションより、1990年代から現在までの〈ラフ シモンズ(Raf Simons)〉を代表するアーカイブ約100点が揃うほか、彼がディレクターを務めた〈ジルサンダー(JIL SANDER)〉や〈カルバン クライン(CALVIN KLEIN)〉のアーカイブも同時に展示する今回。

ブランドの垣根を超えたラフ・シモンズのクリエイティビティを感じることのできる展覧会になっています。しかも、この展覧会、コレクションによっては試着も可能なんだとか。

さらに少しでも多くの人に作品に触れて欲しいという思いから、入場料はなんと無料。会期は11月22日(日)までなので、三連休の予定がまだの方はぜひ足を運んでみてください。

  • Text_Kai Naito
INFORMATION

Raf Simons: A Retrospective

会期:11月22日(日)まで
場所:Archive Store
住所:東京都渋谷区神南1-12-16 和光ビルB1
時間:12:00〜20:00
入場料:無料
※今回のEXHIBITION期間中の商品販売はありません。
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