最近だと映画『泣く子はいねぇが』のスチールを担当したり、フイナムで言えば〈ファーストダウン〉や〈無印良品〉の記事でお世話になった写真家、草野庸子さん。
草野さんの生まれはタイ、故郷は福島です。今年、ルーツであるタイと福島の撮影プロジェクトが発足しましたが、感染症の影響で断念。今回展示されるのは、プロジェクトの前段階の作品群です。タイトル「homes vol.0」の0は、そうした理由から。被写体は福島の実家です。
写真家としてキャリアを着実に積み上げてきた草野さんが、自身のルーツを振り返り、自身の作品ともう一度向き合う「新たな始まり」ともいえるシリーズ。
会場は「flotsam books」で、会期は12月18日(金)から27日(日)です。
本当に何気ない日常なのですが、草野さんが切り取ると、そこに物語が見えるというか…写真って不思議。