今年、創業から140周年を迎えた〈セイコー(SEIKO)〉。この老舗ウオッチメーカーが誇る名機といえばダイバーズウオッチです。
はじめて登場したのはいまから遡ること56年前。戦後復興の象徴といわれる東京オリンピックの翌年、いざなぎ景気がはじまった年です。そんな時代に生まれた国産初のダイバーズウオッチは、世界のプロダイバーや冒険家の腕元を飾り、このメーカーの特殊時計の原点になったと言われています。
歴史ある〈セイコー〉のダイバーズウオッチのなかではじめて、ファブリックストラップをあしらった2つのモデルが発売されます。
ひとつは1965年登場のダイバーズウオッチを参考にした「SBDC141」。もうひとつは1970年発売のモデルをソースにした「SBDC143」で、流線型のユニークなケースが特徴的です。
それぞれに採用されたファブリックストラップは、ミリタリー時計のようなストラップではなく、「製紐」という着物の帯締めなどに使われる日本の伝統技術でつくられた特別なもの。強度はもちろん、長時間、紫外線に当たっても劣化しづらい、通気性に富んだ理想的なストラップです。しかも、袋状に編み上げることで一般的な織紐にはない肌触りのよさ。これがどちらのモデルも2色つくというからお得ではないでしょうか。
この新しいダイバーズウオッチは「SBDC141」が6月25日(金)に、「SBDC143」が7月9日(金)に発売予定。〈セイコー〉が満を持して放つ2本を店頭で確かめてみて。