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飽きなくずっと使えて、ちょうどいい椅子って、多分こんな椅子。コンプレックスが秋田木工と協業し、トーネットのモデル 4151を復刻しました。

目黒駅から恵比寿駅方面へ目黒三田通りを歩いていくと、自動車学校の目の前に「コンプレックス(COMPLEX)」という家具屋が目につきます。オリジナル家具や隠れた名品の家具を発掘し、いままでさまざまな家具を生み出してきました。

今回は日本の老舗家具メーカー「秋田木工」と協業し、〈トーネット(Thonet)〉の「モデル 4151」というチェアを復刻しています。

MODEL 4151 各¥41,800

「モデル 4151」は〈トーネット〉の十八番といえる曲木の技術を用い、アールデコのデザインを取り入れた、とてもシンプルなフォルムが特徴な椅子。いまでは生産されておらず、アンティーク市場でも貴重な存在です。

そこで今回、「コンプレックス」が「秋田木工」に製造を依頼し、復刻されるに至ったワケですが、復刻やリプロダクトと呼ばれる家具の一部には、デザインの表面をなぞっただけのものも残念ながら多々あります。ですが製造を務める「秋田木工」は、1910年に創業した老舗。日本で唯一の曲木家具専門ブランドとして、たしかなクオリティを持った家具をつくり続けています。

店舗でも映写していましたが、今回のコラボレーションに際して製造過程を撮影し、動画として残しています。この手間のかけようで1脚41,800円というのは破格でしょう。

もともと、〈トーネット〉が生み出した曲木の技術は、ボルト留めによるノックダウン方式やブナ材のチョイスなど、低価格で庶民の手が届く手頃な価格なのに、カフェなどで使われるほど丈夫で実用的かつ美しいものとして広まった過去があります。この美学までも、まるっと復刻してしまったのでは…。そんな心配をついしてしまいます。

カラーは、ベーシックなナチュラル、木目が覗くシックな色合いのブラック、そして北欧などヨーロッパ諸国では昔からお馴染みの木肌の美しさが際立つソープフィニッシュの3色展開です。金額が金額だけにこの価格で、ずっとつくり続けて欲しいなんて無茶なことは言えません。シンプルゆえにどんな家具にもフィットするので長く使えるので、気になった方はお早めに。

INFORMATION

COMPLEX

住所:東京都目黒区三田2-10-35 中銀目黒マンシオン1F
電話:03-3760-0111
時間:11:00〜19:00(月〜金曜)、12:00〜18:00(土・日曜)
定休日:祝日
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