ファッションブランドが自身のコレクションを発表する手段として、ランウェイショーや展示会というのが一般的です。ただ、インディペンデントに活動しているデザイナーたちにとって、そうした場は費用的な面でハードルが高いものでもあります。
そんなデザイナーたちを応援し、日本のファッション業界をさらに盛り上げる。そんな想いのもと、ハイセンスなファッション好きが集まるコミュニティアプリ「Uniik」が立ち上がりました。
プロジェクトの第一弾として、独立デザイナー限定の展示会「Uniik FASHION COLLECTION 2022」を開催。そこには個性豊かな8名のデザイナーが参加しました。
展示には、ファッションYouTuberとして活躍するハズムさんによる〈ダン〉や、若干二十歳のデザイナー安福陽生さんが手がける〈ボールジーブラザーズ〉などが登場。
各ブースにはデザイナー本人が在中し、来場者とコミュニケーションを取りながら、自身の言葉でブランドの魅力をプレゼン。期待のブランドが多数出展しているとあって、会場にはファッション関係者の姿も見られました。
〈リフォメッド〉デザイナーの安藤佳樹さんは、自身も熱心な「ユニーク」ユーザー。「『ユニーク』はファッションの情報だけが上がってくるのがすごくいい。他のSNSは単体のアイテムを上げる人が多い中、『ユニーク』はスタイリングの投稿も多いので、僕も挑戦するきっかけになった」と、アプリの魅力についてコメント。
今回のイベントに参加したブランドの多くは、ECサイトの販売をメインとしています。その中で、服の魅力や生地感がうまく伝わらないといった悩みを、「Uniik FASHION COLLECTION 2022」が解決してくれたようです。
当日は「ユニーク」のユーザーも多数来場。展示を眺めたり、デザイナーとの交流を通じてブランドの魅力に触れるなど、それぞれの方法で「Uniik FASHION COLLECTION 2022」を堪能した様子。
アプリを運営する「Enlife」の成宮さんは「日本の独立・若手デザイナーを応援したい気持ちからこの展示会が生まれました。外に出掛けることも減り、なかなかファッションを魅せる機会が少なくなったこんな時代だからこそ、もっとファッション業界を盛り上げる一助に『ユニーク』がなればと思っています」と、今回の展示会への思いを語りました。
今後も「ユニーク」は独立・若手デザイナーを応援していくとのこと。この取り組みが、将来的に日本の ファッション業界にどのような影響をもたらすのか、いまからその行末に期待が高まります。