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買ってすぐ保管、じゃなく履きまくってください。ナイキクラフト新作は、二組の10年にわたる絆と研究によって生まれた、シンプルな日常靴。

あたりまえですが、スニーカーは履けば履くほど汚くなってきます。ソールもすり減ってきます。もしかしたらガムのひとつふたつだって付きます。持ち主の歩いた場所、回数、歩く癖に合わせて、その人ならではの雰囲気へと進化していくというものです。

今回紹介する〈ナイキクラフト(NikeCraft)〉の新作「ジェネラル・パーパス・シュー(GPS)」は、その製作者である〈ナイキ(NIKE)〉とトム・サックスが、履き古すことを望んでつくったそう。

コンセプトのみですでに期待度大。以下でもっとときめいちゃってください。

軽目穴をつけたフォームのシュータンは端を熱処理し、ナイキクラフトの織りネームで仕上げている。そこに記載されているのは…

ラバーのワッフルアウトソールには、ナイキクラフト のロゴとアメリカ特許番号のエンボスがあしらわれている。

リリースの言葉をお借りするならば、このスニーカーは「あらゆる場面に対応できるように作られた、控えめで良質なデザインの万能シューズ」。〈ナイキ〉とトム・サックスの10年にわたるパートナーシップを象徴する一足となりました。

細部に至るまで妥協することなくつくった今作ですが、まずはじめに気づく特徴としてはつま先がやや上向きになっていること。そして、長く使用していくこと、スタイルを維持していくことを踏まえて “耐久性” を重視しました。具体的には、3部構成の成型カップソールやマイクロファイバー、通気性に優れたニット素材など、些細なところから課題解決していったのです。

とはいえ設計上、とくに際立った要素があるわけではなく、 この上ないまでにシンプル。聞けば、ここにたどり着くのに、なんと10年という年月がかかったそう。その長い期間に関して、サックスは「自分らしさと同時にナイキらしさを備えるものを、大規模に生産する方法がわかるようになりました」と語っています。

特製ボックス

GPSは、汚したり、傷つけたり、修理したりと、所有するものとのつながりをつくっていくことで、愛着や美しさ、味わいが生まれることを気づかせてくれます。サックスの言葉を借りるならば、「GPSは最高の自分になるためのツール」なのです。

発売は6月10日(金)より、〈ナイキクラフト〉の公式オンラインストアにて。

あ、スニーカーヘッズの方たち、今回だけはきれいに保管せずガシガシ履いてくださいね。

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