2019年に突如として発表された現代美術作家ダニエル・アーシャムと〈リモワ(RIMOWA)〉のコラボレーション。「イローデット スーツケース」という名の彫刻作品が500個限定でつくられ、当時注目を集めました。
今回、このコラボの第二弾がアナウンスされました。制作されたのはパイロットケース付きのターンテーブルの彫刻。
これはアーシャムの作品シリーズ「Future Relic」と同じく、未来のディストピア(暗黒世界)から発掘された日用品をイメージ。ターンテーブルの彫刻は石膏と砕いたガラスでつくられています。
作品を収納するパイロットケースは、〈リモワ〉本社を訪れたアーシャムがこのアーカイブに目をつけ、復刻することになったといいます。
パイロットケースについて詳しく説明すると、これは90年代に航空会社のパイロットたちが使っていたもので、コックピットの後ろに収まることから重宝されていたそう。経緯は分かりませんが、ミュージシャンやDJがレコードを持ち運ぶケースに使っていたこともあるとか。
復刻されたパイロットケースは、アーシャムグリーンをまとうヴィンテージ風のロゴで全体を飾り、過去から発掘されたような雰囲気に仕上がっています。
ヨーロッパと北南米ではシルバーのケースのモデルを、アジアではブラックのケースのモデルをそれぞれ500個限定で発売。日本では「リモワ ストア 銀座7丁目」で10月7日(金)11時から「LINE」による抽選販売を行うとのこと。前回、涙を呑んだ方は鬱憤を晴らすチャンスです。この機会をお見逃しなく。