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波佐見焼メーカーマルヒロの軌跡をたどり、未来に期待する。10周年記念の本の発売にあわせ、中目黒で展示がおこなわれます。

マルヒロ」は、長崎県波佐見町で、400年の歴史を持つ波佐見焼の、食器やインテリア雑貨を企画・販売する陶磁器メーカー。

波佐見焼に軸足を置き、さまざまなジャンルへと裾野を広げている彼らですが、その活動には目をみはるものがあります。

そんなマルヒロも2020年でちょうど10周年。それを記念した本『MARUHIRO BOOK 2010-2020, 2021- 』(以下、 MARUHIRO BOOK)が発売されるということで、ご紹介です。まずこの分厚さがメーカーを物語っていますね…

『MARUHIRO BOOK 2010-2020, 2021-』 ¥22,000(限定100部)

以前こちらの記事で取材した馬場匡平さんが社長をつとめているマルヒロですが、その道のりは到底楽勝だとは言えないものだったそう。

デザインも学んだことがなく焼き物にも興味がなかったという馬場さんが、父から倒産寸前の家業を継いだのがちょうど12年前。会社再建を目指し、立ち上げたのが自社ブランド〈ハサミ(HASAMI)〉でした。そのSEASON 01シリーズが異例の大ヒットを記録し、V字回復を遂げ、波佐見焼メーカーとして名を馳せていくわけですが…つづきは本で。

『MARUHIRO BOOK』は自社ブランドを立ち上げてから10年余りに及ぶマルヒロの歩みをまとめたもの。アートディレクションに安田昂弘氏(CEKAI)、編集に桜井祐氏(TISSU E Inc.)を迎え、特殊な装丁の総頁数700頁を越える豪華な本が完成しました。

マルヒロを知っている方もそうでない方も、この1冊を読めば新たな驚きと発見があるはずです。ぜひお手にとってみてください。

そして刊行記念として、中目黒の「happa」では、10月8日(土)〜10月10日(月)にローンチイベントを実施。マルヒロが過去10年間につくったアーカイブと、未発表の新作や試作が並び、「マルヒロの今までとこれから」を一覧できる機会となっています。以下にて展示作品の一部をご紹介しましょう。

Stones
アートディレクター安田昂弘氏とマルヒロのコラボアイテム。石型の置物で「AGC株式会社」の新素材3Dプリンター用セラミックス造形材「BRIGHTORB®」を使用。

mandala limited
さまざまな技法や絵柄を用いて制作された一点物のインパクトのある絵付けアイテム。

TRACE
磁器の原料となる天草陶石について深いリサーチを行ったうえで制作された新作。

今週末はぜひ中目黒まで足をお運びください。

INFORMATION

マルヒロの今までとこれから展

日程:
10月8日(土)14:00〜20:00 *レセプション-17:00〜20:00
10月9日(日)11:00〜20:00
10月10日(月)11:00〜18:00
※レセプションはトークイベント、ギャラリーツアーを予定

場所:happa
住所:東京都目黒区上目黒2-30-6

【問い合わせ先】
マルヒロ
電話:0955-42-2777
公式サイト
マルヒロ公式インスタグラム
デジタルショールーム公式インスタグラム

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