北欧ディスコシーンの旗手、プリンス・トーマスが３年ぶりにカムバック！ 今週末はミラーボールのしたで音に身をゆだねましょう。

シンプルな四つ打ちのリズムと、祝祭感あふれるカラフルなメロディー。ディスコミュージックには、人の気持ちを鼓舞する原始的なエネルギーが宿っているように思います。そして、そこで得られるのは圧倒的な高揚感です。

ひとくちにディスコといっても、ソウルフルなアメリカのディスコや、電子音を多様したイタロディスコなど、多様な音楽の世界が存在します。そのなかには北欧ディスコなるシーンがあるのもユニークなポイント。シンプルな旋律といい意味で隙間を残したモダンな音像は、ダンスミュージックに馴染みのないひとでも聴きやすく、それでいてコアなダンサーたちにも愛されるディープなグルーヴが共存します。

そんな北欧ディスコシーンの旗手であるプリンス・トーマスが3年ぶりに日本へやってきます。DJとしてはもちろん、プロデューサーとしても手腕を発揮する彼。母国であるノルウェーでは、レーベル「Full Pupp」と「Internasjonal」を主宰。自身のトラックをリリースすると共に、国内外のアーティストも積極的にサポート。さらにはリミキサーとしても才能を発揮し、さまざまな楽曲をプリンス色に染めてきました。今年に入って最新アルバム『8』と『9』を2枚連続リリースするなど、精力的に活動する最中の来日は本当にうれしい限り。

今週末の12月3日（土）は東京・表参道のVENT、翌日12月4日（日）には大阪・北浜のCompufunkにてDJセットを披露予定。彼を迎えるローカルDJやアーティスト陣もディスコ色の強い猛者ばかり。今週末はお祭り騒ぎでプリンス・トーマスのプレイに酔いしれましょう！

Text_Yuichiro Tsuji