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フジロックの完全復活と、1秒でも長く遊びたい夜の時間。苗場の饗宴、THE PALACE OF WONDERがジーショックのサポートで帰ってきた!

夏を語る上で欠かせない一大イベント「フジロック」。今年は“超気持ちいい! FUJI ROCK”のスローガンが掲げられ、国内外の豪華アクトが勢揃いするだけでなく、ついに声出しも解禁され、文字通り、身も心も開放的なフェスに。そして、「フジロック」の復活を象徴するように、入場ゲート前に設置された「THE PALACE OF WONDER(以下、パレス)」が4年ぶりにカムバックしました。ヘッドライナーの終演を皮切りに、朝まで音楽が鳴り止まない異色のエリア。熱狂的な「フジロック」ファンをも虜にするという苗場の饗宴、その1日目の様子をお届けします。


待ちに待った、いつものフジロック。

音楽好きにとっての夏の季語、「フジロックフェスティバル ‘23(以下、フジロック)」が、7月28日(金)から30日(日)まで開催されました。

今年の「フジロック」は、前夜祭を含む4日間で、昨年を大幅に上回る11万4,000人の動員を記録。思い返せば昨年は、海外アーティストの来日やお酒の提供が解禁されるなど、コロナ禍による制限が一部緩和されましたが、マスク着用の推奨と声出しが禁止され、まだ尾を引いている状況でした。しかし、今年はすべての制限が解除され、完全復活と呼ぶにふさわしい盛り上がりを見せ、ついにいつものフジロックが帰ってきたんです!

奥田民生や坂本慎太郎、羊文学にGEZANなど、ベテランと新鋭がジャンルレスにバランス良くラインナップし、矢沢永吉の初出演も開催前から大きなトピックに。そんな主役級が勢揃いした国内勢に負けず劣らず、THE STROKESやFOO FIGHTERSといったレジェンドから、Louis ColeやFKJなどの次世代アーティストまで、注目が集まる海外アーティストも豪華な顔ぶれが揃い踏み。海外から駆けつけたファンも多く見受けられ、苗場は4年ぶりの活況をていしていました。

フジロックの夜の醍醐味が、ジーショックのサポートで復活。

ヘッドライナーのライブが終わっても、まだまだ眠らないのが「フジロック」。その最たる例が、「THE PALACE OF WONDER(以下、パレス)」です。このエリアは数々のDJやバンドが出演し、「フジロック」を朝まで盛り上げる大人の遊び場。しかも、入場ゲートの手前に位置しているので、チケット不要のエントランスフリーという懐の深さも魅力です。

「パレス」はエリア自体が広いわけではないので、複数のコンテンツがぎゅっと集まっていて、ほぼ移動なしで楽しめるのも嬉しいところ。

これまで“新人バンドの登竜門”として、King Gnuや踊ってばかりの国、cero、CHAIなどを発掘してきた「ROOKIE A GO-GO」もここにステージが設けられ、今年も15組の新進気鋭のアーティストが登場。その中の1組は、翌年の「フジロック」主要ステージのいずれかに出演が約束されるというだけあって、未来のスターを一目見ようと、深夜帯にも関わらずステージ前には多くのオーディエンスが駆けつけていました。

異色の空間の中でもとりわけ目を引くのは、世界一美しい移動式テントと呼ばれる「CRYSTAL PALACE TENT」。中ではDJやライブが披露され、ときには昼のステージに出演していたアーティストが、飛び入りでサプライズ参加することも。バーもあるから、アルコールが尽きることもなし。お酒を片手に異空間で音楽に身を委ねて酔いしれる心地よさは、非日常そのものです。

深夜に3回のステージをこなすサーカス団、SAKURA CIRCUS。2つの円形が交差する空中大車輪を使ったパフォーマンスは、見ているこっちがドキドキハラハラ。

そして、音楽以外も見どころが満載。2010年から続く人気のショー、SAKURA CIRCUSのパフォーマンスでは、人間離れした空中技に手に汗握り、廃材を使ったアートオブジェや遊具たちは小休憩や待ち合わせのスポットに。他のエリアにはない、こうしたエンターテインメント性も、熱狂的なフジロックファンたちを魅了している理由のひとつです。

他とは一線を画す「パレス」は、ここを「フジロック」の一番の楽しみにしているひともいるほど人気のエリアですが、実はコロナ禍で縮小され、今年も存続が危ぶまれていたそう。そんなとき、ファンが多い「パレス」のために〈ジーショック(G-SHOCK)〉が声を上げ、オフィシャルパートナーとして復活をサポートしたのです。

「パレス」を愛する野村訓市さんとタッグを組み、開催前に、〈ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)〉〈アンダーカバー(UNDERCOVER)〉〈ウェイステッド ユース(Wasted Youth)〉とコラボレーションした非売品Tシャツを抽選でプレゼントするキャンペーンを実施して話題に。ビッグネームたちが尽力したことからも、「パレス」がいかに苗場に欠かせない存在だということがよく分かります。

「DW-5600」の巨大オブジェが入り口に鎮座し、来場者をお出迎えしてくれます。

〈ジーショック〉の顔ハメパネルは、ゆるいタッチで描かれた数々のアイコンが大集合。その中には〈ジーショック〉の開発者である伊部菊雄さん(一番右のメガネの男性)の姿も。

〈ジーショック〉の定番モデル「DW-5600」を巨大化したオブジェや、竹内俊太郎さんが描いた顔ハメパネルのフォトブースが設置されたりと、エリア内を彩った〈ジーショック〉の遊び心もハイライトのひとつ。

そして、DJによるパフォーマンスを聴きながら、お酒やカジノを楽しめる「VEGAS in MILK」では、〈ジーショック〉ステージと題し、28日の深夜にはラッパーのMonyHouseさんがシークレットで登場しました! 『終わる夏』などを披露して、会場の熱気は一気にヒートアップ。「仕事のメールは無視していいよ。おれが責任とるから」とMCで話してくれたとおり、すべてを忘れて楽しめる空間にお酒が進みます。

パレスで遊び倒す大人たち。

そんな「パレス」を全力で楽しむ、遊び人のみなさんをキャッチ。毎年の常連から初めて来たというひとまで、笑顔が絶えません。

フットボールシャツをスタイリッシュに着こなしていた、せいやさん。毎年「パレス」を楽しみにしていたそうですが、開催のなかったこの3年間は寂しい思いをしていたそうです。久しぶりの「パレス」で、朝まで踊り明かす予定なんだとか。

THE STROKESのステージを楽しみにしていたという、みっこさんとみをさんも、「パレス」は必ず足を運ぶ大好きなエリアと話します。「毎年『パレス』で遊んでいるけど、今年が一番盛り上がっている!」と2人も楽しそう。

群馬から「パレス」のためにやってきた、TOKUさんとHACHIさん、金井鷹之さんとさゆりさんの夫婦2組。みんな「フジロック」自体が初めてで、サーカスやお酒を含めて「パレス」のカオスを満喫していました。

音楽、酒、サーカス、カジノ。刺激的なものに溢れている「パレス」。ただ、それ以上に、苗場というロケーションも相まって、年齢も性別も人種も関係なく、みんなが一緒になって楽しめて、知らないひととも自然と会話が生まれる、そんなピースフルで非日常的な空間そのものが、このエリアの最大の魅力のような気がします。やっぱり、「フジロック」の完全復活は、「パレス」なしでは語れません。そして、「パレス」の開催を後押しした〈ジーショック〉にも盛大な拍手を!

Photo_Yuya Wada
Text_Shogo Komatsu

INFORMATION

フジロック・フェスティバル

オフィシャルサイト

ジーショック

オフィシャルサイト

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