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やりたいから、やる。写真家・呉屋慎吾によるインディペンデントマガジン.OWT.の4号目は、カルフォルニアへと飛びました。

以前にもこちらこちらで刊行の動きをお知らせしてきた雑誌『.OWT.』ですが、新作となるissue04が発売になります。

『.OWT.』を手掛けるのは、フイナムでもお世話になっている写真家の呉屋慎吾さん。呉屋さんが気になる2名のクリエイターに実際に会いに行き、本業の写真はもちろんのこと、編集、インタビュー、デザイン、製本という、工程のすべてを毎号ひとりで手掛けています。

会いたいからアポを取り、訪れ、その後もすべて自分の手で形にする。言うは容易いですが、実際にやるのはかなり大変です。だからこそ、無ければつくればいいという純粋な気持ちの入ったDIY思考は、いつの時代も響くものがあります。

呉屋さんがカルフォルニアへ行くらしいと風の噂で聞いたのは、2ヶ月ほど前でしょうか。今回はその時に会いに行った、2名のクリエイターを取り上げています。

一人目は、カリフォルニア出身のプロスケーターのRaymond Molinar。2004年に写真に目覚め、現在はフォトグラファーやフィルマーとしても活躍する彼ですが、8×10インチ(エイトバイテン)のポラロイドを使用するなど、かなりのこだわり派です。

今年初めに自身のスタジオ「Juice Box Studios」をオープンした彼が、Jason Leeと共にカメラショップ「Eagle Rock Camera & Goods」のオープンに向けて奮闘する姿や、日常の一部、作品などを取り上げています。

二人目は、同じくカリフォルニア在住で、ペインター・デザイナーとして活躍するMisato Suzuki。大学からアメリカに在住し世界中のギャラリーで紹介されてきた彼女の作品は、海と緑に囲まれた青森で過ごした時間など、自然と文化からの影響が感じれられます。

〈UMA LANDSLEDS〉のデッキで彼女を知ったという呉屋さんですが、自宅兼スタジオを訪れた際に、過去には〈Girl Skateboards〉で働きながら女性ブランドのディレクターも勤めていたと知り、驚いたと言います。本誌では、作品の一部と家族と過ごす空間にフォーカスを当てました。

発売日は8月19日(土)となりますが、その当日と翌日の20日(日)に、上町へ移転した「SUNDAYS BEST」でポップアップと展示も開催します。

展示は、アーティストの貴重なポラロイドや、人形の展示、「Paradise Eight FILMS」との映像など。そのほかにも、カルフォルニアで撮影した写真の展示販売や、「SUNDAYS BEST」と『.OWT.』のコラボTシャツ、「タチアナ焙煎所」のコーヒーも味わえます。

個人でやっているから、部数もそんなにつくれません。でも、しょうがないのです。バックナンバーも売り切れているので、欲しいと思った方はお早めに!

INFORMATION

.OWT. issue04

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