メンズ向けの美容アイテムも増えてきましたが、自分には関係ないと思っている人も多いはず。ものは試しと使ってみると、体の内外に心地よさを感じられるのです。目指すのは、飾るではなく整える。そんな視点でオススメできる、パーソナルケアにぴったりな良品を紹介します。
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電動シェーバーでも深剃りできるようになってきたけれど、やはり機械っぽい造形がちょっと苦手という人も多いのではないでしょうか。かといってデザインがよいものを選ぶと、剃り味がイマイチ…なんてこともあって、ジレンマを感じている人も少なくないでしょう。
そんな電動シェイバー難民といえる皆さんに、救世主が現れました。それが〈パナソニック(Panasonic)〉の「ラムダッシュ パームイン」です。通常のラムダッシュシリーズのようなグリップ部分がなく、タマゴ型に近いコロンとしたユニークな形状が目に飛び込んできます。
マーブル模様のエレガントな雰囲気がいままでにない独特の存在感を放ちます。それもそのはず、ボディの素材には海水から抽出したミネラル成分でつくられた「NAGORI®」を採用。従来よりもプラスチック量を約40%少なくしながら、ひんやりとした陶器のような肌触りが印象的です。
もちろん機能もお墨付き。最新のラムダッシュにも使われている5枚刃システムとリニアモーターを搭載し、さらにヒゲの濃さを検知してパワーをコントロールする最新の「ラムダッシュAI+」も、このコンパクトなボディの中に収められているのです。
実際にヒゲを剃って見るとさらに新感覚が味わえます。従来の電動シェーバーはグリップを握ってヒゲを剃りますが、この「ラムダッシュ パームイン」はボディを握るというか、つまむような感じ。指先のすぐ近くにヘッドがあるので、直感的かつ自在にヘッドを動かすことができます。もちろん剃り味も良好。5枚刃に加えてローラーが付いているので、肌の上を滑るように動かすことができ、カミソリ負けすることなくスムーズに深剃りができます。
この「ラムダッシュ パームイン」はIPX7規格の防水性能を備えているので、ウェットシェービングや水洗いも可能。「泡メイキングモード」も搭載しているので、洗顔料や液体ボディソープを泡立ててシェービングフォームをつくることができて、風呂でヒゲ剃り派の人にもピッタリなんです。
もちろん、このコンパクトなボディであれば、出張先でもこの深剃りを味わうことができるし、夕方にヒゲの伸びが気になる人でも、カバンの中に入れて持ち運び、気になったら剃ることも可能です。それを見越してか、充電端子が使用用途の多いUSB Type-Cだったり、セミハードのキャリケースが付いていたりするというのも納得できます。
デザインと機能性、そして利便性を備えた「ラムダッシュ パームイン」。電動シェイバー難民の方も、新感覚の剃り心地を試すにはいい機会です。手軽に持ち運んで、どこでもヒゲが剃れる感覚を味わいましょう。
Photo_Masashi Ura
Text_Yoshiyuki Ushijima(NO-TECH)