あたたかな気候も後押しして、ファッションへの熱量が高まる時期です。とくれば今週は丸の内に行くのをおすすめします。
〈カラー（kolor）〉の新店がオープンです。
2009年にオープンした旗艦店「kolor 南⻘山」につづき、2番目の路面店となる「kolor 丸の内」。このたび2月16日（金）にオープンいたしました。
それぞれの店舗が異なるデザインでありながら、どこか一貫した〈カラー〉らしさを感じさせる直営店。今回の内装は「GLAMOROUS」の森田恭通さんが担当し、パースの効いた側壁がゲストの視線を自然と誘うことで〈カラー〉のウエアをより際立たせるようなソリッドでミニマムな空間に仕上げました。
Trouser Docking Blouson ¥82,500
カラー：Beige, Dark Brown, Navy
約15年ぶりの新店とあって、そんな晴々しい門出を祝福するスペシャルなアイテムも用意。それが「kolor 丸の内」限定のブルゾンです。
2023AWコレクションで人気を博した一着で、右裾のみタックインしているかのようにパンツのパーツをドッキングしたアイテムで、春夏らしいトロピカル素材で登場します。
他にも、3万円（税抜き）以上お買い上げのお客様には、2024SSのパリのランウェイにて来場者限定でギフトされた〈カラー〉初のレインコートを配布予定です。
〈カラー〉の過去の輝かしい歴史を思い出しつつ、「kolor 丸の内」でその新たな展望を感じてください。
最後に、デザイナー森田恭通さんによる店舗デザインのコンセプトをお読みください。
2004年にデザイナー阿部潤一氏によって設立された「kolor」は、パターンや縫製等、確かな技術に裏付けられたクラフトマンシップに独創的な色使いや斬新な素材を融合させる、唯一無二のブランドだ。そんな kolor が日本から世界へ発信力を持つ革新的な街でありながら、歴史的な建築物や文化が共生し、ここにしかないバランスを持つ、東京・丸の内仲通りに「kolor 丸の内」として誕生する。 私たちは、この場からkolorの世界感がより際立つように、限りなくソリッドでミニマムな空間を提案した。
エントランスからは彫刻のようにperspectiveが掛かった側壁が奥へと奥へと、ゲストの視野を誘い、自然に取り込んでいく。その構造は、ランウェイのようでもあり、ギャラリーのような空間をも成立させ、よりkolorの洋服が魅力的に感じられる場となっている。また、金属の美しさを持つ壁面とは対照的に、左官仕上げによる床はkolorならではのクラフトマンシップにこだわる哲学をも感じさせることでしょう。
新たに誕生する「kolor 丸の内」へ訪れるゲストは、訪れるたびにこの場所で、kolorの世界観を五感で感じ体感し、ここでしかない時を重ねる美しさと、常に新しい何かを感じることが叶うでしょう。
Photo_DAISUKE SHIMA
