去る9日(火)、開業30周年を迎えた「広島PARCO」。以前、フイナムの記事でも紹介させていただいたアニバーサリーイヤーを祝うキャンペーンですが、展示やライブなど数々のコンテンツで大盛況に終わったその様子を振り返っていきたいと思います!
まずはこちら! 30周年キャンペーン目玉でもある『「パルコを広告する」1969 – 2024 PARCO広告展 』。街を歩いていても、「PARCO」のキャッチーでハイセンスな広告は目に留まりますよね。
会場では、これまでつくりあげられてきた「PARCO」の広告を、「2000年代以降/アート」「1990年代/渋谷」「1980年代/広告」「1970年代/予言」へと時間をさかのぼる構成で、各時代にキーワードを付して展示。
会期中の3月17日(日)には「広島PARCO」の新館開業広告などを手掛けたクリエイティブディレクター・箭内道彦氏、広島出身フォトグラファー・三浦憲治氏を招いた1日限りのトークイベントも開催されました。そこで語られたのは、広告制作時の背景や撮影秘話など、ここでしか聞くことのできないエピソードも満載。当時の貴重なプレゼン資料なども見せてもらいました。
そして迎えた3月20日(水)のメインイベント「HIROSHIMA PARCO 30th ANNIVERSARY PARTY」。外は3月下旬とは思えない寒さとみぞれ交じりの雨と晴れを繰り返す不安定な天気でしたが、ご覧の通りたくさんの人びとで賑わいました。
会場のお客様をスナップ! 地元の方々はもちろん、原爆ドームや厳島神社といった観光地も多い広島らしく海外からのお客様も多数。広島のローカルカルチャーを存分に楽しんでもらえたのではないでしょうか。
DJとして参加してくれたソウル生まれ東京育ちのクリエイター・YonYonのプレイ時には、本通りを行きかうお客様が足を止め人だかりができ、晴れ間が差す場面も。和気藹々としたムードに、天候も味方をしてくれたようですね。
また、館内各所にもDJブースが出現。プレイ中のDJの私物が買えるミニフリマも併設で展開し、選曲や私物と合わせてDJの好みをシェアできる新感覚のコミュニティスペースと化しました。
明るいうちから乾杯を交わし、お祭りらしいムードで賑わう飲食ブースも。なかでも岡山の人気カフェ「tree’s」の鉄板焼きプレートは、ボリューム満点で老若男女問わず大人気でした。
エントランス前にて行われたライブペイントに参加してくれたのは、ミューラルプロジェクト”Wallternatives”を主宰するなど全国で活躍するペインターYUSEIさん。
今回のためだけのオリジナルの壁画をその場で描き上げ、臨場感のある現場に子供から大人まで釘付けとなりました。
さらに、この日のメインとなった「CLUB QUATTRO」でのライブでは、SKRYU、SUSHIBOYS、PEAVIS、TAG DOCK studioによる豪華アーティストが参加。
SUSHIBOYS は「ROUD」「アヒルボート」「OMG」など人気の楽曲で盛り上げ、恒例のアヒルボートを客席に投げ込むパフォーマンスにファンも盛り上がりを見せていました。
SKURYUは、Tiktokなどショート動画で人気の「How many boogie」や「居酒屋」などを披露。聞き覚えのあるグルーヴだからこそ、すぐさま会場に一体感を生んでいました。
ありとあらゆるカルチャーで人々をつなぐ「PARCO」の世界観を存分に体現した今回のイベント。エントランスフリーで誰でも気軽に楽しめる、貴重な機会となりました。
このような場所で生まれる新たな発見、出会いもそれまた醍醐味。飛躍し続ける「広島PARCO」に、今後も注目していきたいところです。