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連載【エフエヌのメガネって、実際どう?】Vol.3 服部恭平

アイウェアライン〈エフエヌ(FN / FOUR NINES)〉。2023年にスタートしたばかりで、まだまだ知名度は高いとはいえないけど、デザイン性とフィット感、価格のバランスが本当に優れています。先取りするなら、いまのうち。
本連載は、そんな〈エフエヌ〉の魅力を全6回でお届けする企画。第3回目に登場するのは写真家ときどきモデルとして活躍する服部恭平さん。アイウェアを最近掛けはじめたという彼は、〈エフエヌ〉のなにを選ぶ?

Photo_Teppei Hoshida
Text_Keisuke Kimura
Edit_Yuri Sudo


エフエヌ(FN / FOUR NINES)とは?

〈フォーナインズ(999.9)〉の新ラインとして、2023年に誕生した〈エフエヌ(FN / FOUR NINES)〉。これまで培ってきたモノ作りの背景に、現代の感覚を融合させ、オーセンティックかつ新鮮なアイウェアを生み出している。

PROFILE

服部恭平

1991年生まれ、大阪府茨木市生まれ。2013年にファッションモデルとしてデビュー。2018年からはライフワークであった写真で注目を集めるようになり、現在は写真家としての活動がほとんどの割合を占める。最近になって登山にハマり、服の好みも山寄りにシフト中。
Instagram:@kyoheihattori

サングラスの良さを知ったのは、つい最近。

ー服部さんにアイウェアの印象があまりないのですが、お持ちですか?

服部:実は1本しか持っていなくて。カート・コバーンっぽい、これですね。

ーおぉ、かなり個性的!

服部:父に羨ましがられたので、プレゼントしました(笑)。

ーお父様も、とてもオシャレな方なんですね。

服部:これはいただきものなんですけど、それまでメガネはほぼ掛けたことがなかったんです。いただいてから晴れた日だったり、運転するときに掛けるようになりました。当たり前ですけど、眩しくなくて、本当に楽で。

ー視力はいいですか?

服部:1.0ぐらいはあると思います。なのでメガネは必要なかったんですよね。ただ、映画なんかでもメガネのキャラが出てくるじゃないですか。そういうひとたちはかっこいい描かれ方をしているから、憧れだけはずっとあって。

ーもしご自身が掛けるなら、どんなメガネが良さそうですか?

服部:クラシックなものが好きなんです。どうせなら「これぞメガネ!」ってやつがいいですね。とはいえ経験値が低いので、いろいろ教えていただきたいです。

モノとしての美しさが決め手。

ー本日は、いくつかのモデルをお持ちしたのですが、まずはこちらから。レンズの高さのないスクエア型です。

服部:結構、存在感ありますね。

試着しているのは「FN-1251 col.647 オレンジブラウンササ ¥40,700」

ーヴィンテージのフレームに多いのですが、テンプルがストレートのデザインになっていて、横から見るとすっきりしているのも特徴です。

服部:自分、顔が細いので、フレームが顔の外にはみ出ているのがちょっと気になるかもです。メガネに掛けられてる感じがするというか。次のモデルを掛けてみていいですか?

ーこちらは〈エフエヌ〉では初となる、プラスチックとメタルのコンビネーションです。

服部:おぉ、高級感がありますね。さっきのモデルに比べると、あたりが柔らかい感じもします。

手に持っているのは「FN-1346 col.0201 キハク × ゴールド ¥47,300」

ープラスチックのテンプルに比べると柔軟性があるので、たしかにしなやかな印象を受けるかもしれないです。このモデルは2つの素材を使っているので、カジュアルにも、きれいなスタイリングにも合わせやすいと思います。

服部:さっきのフレームよりも、しっくりきてる気がする。違和感がないですね。光に透けたりすると、よりかっこいい。

ーこちらは〈エフエヌ〉では初登場なんですけど、サーモントと呼ばれている形で、フレームの上部が太くなっているモデルです。一般的なサーモントのメガネはブリッジの部分がアーチ状だったり、真っ直ぐのものが一般的ですが、昔のディティールにならって逆アーチになっているのも特徴です。

試着しているのは「FN-1547 col.2893 グラスブラウン × アンティークゴールド ¥50,600」

服部:品がありますね。大人っぽいというか。…専門的なことが言えずすみません(笑)。なにせあまり掛けたことなくて。

ーいえ、服部さんのような、これまでアイウェアと縁遠い方にも掛けていただきたいので、まったく問題ないです。

服部:いまのところ、1番フィットしているかもしれないです。

ーよかったです。では最後にメタルフレームを2つ。

服部:これぞメガネって感じがする。

試着しているのは「FN-1647 col.2 シルバーマット ¥40,700」

ーこちらは王道のクラウンパントの形です。フレームの上が、まっすぐ切り取られているようなデザインが特徴で、1950年代のフレンチヴィンテージによくあった形なんです。

服部:だいぶいいですね。素人目にも、本当にデザインが凝ってる感じがするんですけど、〈フォーナインズ〉との違いは、そういうところにもあったりするんですか?

ー〈フォーナインズ〉は、機能性を追求していくと必然的に生まれる形が美しい、という考え方なんです。一方〈エフエヌ〉は、デザインにより比重をおいているので、よりチャレンジングなデザインのモデルが多いです。

服部:このクラウンパントはかなりフィットしてる気がします。棚に置いているだけでかわいいかも。

ーでは、最後の一本を。六角形なんですけど、レンズの高さを抑えているモデルです。

服部:なんか懐かしい感じ。

試着しているのは「FN-1749 col.4 アンティークシルバー ¥40,700」

ー同じシルバーでも、ツヤありとツヤなしがあったりして。

服部:ゴールドも肌馴染みいいかもですね。

ーゴールドも、イエローゴールドになるといやらしさが出ちゃうんですけど、ゴールドマットなので掛けやすいと思います。

服部:プラスチックに比べると本当に軽いです。これなら長時間掛けていても疲れなさそう。

ープラスチックのものより、メタルのほうがお好きですか?

服部:モノとしての美しさが、メタルのほうが感じられる気がしていて。工業製品もですけど、そうしたデザインのものが好きで。

部屋には、服部さんの無二の感性によって選ばれたものたちがずらり。モノとしての美しさを備えたアクセサリーやオブジェも並ぶ。

ーさきほどおっしゃってたような「置いているだけでかわいい」というのもそうした理由ですね。

服部:そうですね。最終的にはファッションとの組み合わせですよね。メタルが合うときがあれば、プラスチックがいいときもあるだろうし。で、ここから選ぶんですよね?

ーお願いします。ちなみに、カラーレンズを入れる予定はありますか?

服部:えっ、そんなこともできるんですか?

ーカラーレンズを入れたらサングラスとしても使えます。

服部:そうなったら何色のレンズをいれればいいんだろう。

ーグレー系が1番まぶしさを抑える色です。ブラウン系はコントラストが上がって見えるので、ゴルフする方はボールが見やすくなったり、運転する方は白線が見やすくなったりします。グリーン系だと反対色の赤が抑えられるので、景色が和らいで見えます。基本的にはこの3色が多いですね。

服部:運転したいってなったら、グレーなわけですね。

ーそうですね。濃度もいろいろあって、薄めの25%くらいだと夜間の運転にも違和感なく使っていただけます。

そうなんですね。ただ自分は、クリアのレンズで使ったほうが、ものの良さが引き立ちそうなのでクリアで掛けると思います。最後に、ちょっと全身で見てみますね。

ーどうですか?

服部:はい、決まりました!

服部さんセレクトの1本

FN-1647 col.2 シルバーマット ¥40,700

「今日初めて掛けたとは思えないくらいしっくりきましたし、ぼくが想像しているメガネでした。シンプルなデザインが好きというのもあるかもしれないです。いろんな素材が組み合わさってるよりかは、素材も、色も、必要最低限で『それでしかない』というものが好きなんです。このメガネがまさにそれ。3色ボールペンより、単色のボールペンのほうが好き、みたいな」

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