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連載【世界で見つけたヒップでポップなスーベニア。~カリフォルニア編~】Vol.5 シルバーレイクのカルチャー発信地、ヴァージルノーマル。

ネットがあれば、たいていのものが買えてしまう時代。だからこそ、その場所でしか買えないモノに、どうしてもグッときてしまう……。「ZOZOVILLA」がスタートさせた「CITY WALK PROJECT」は、世界各地にあるヒップな街と店にフォーカスし、そこでしか取り扱われていないアイテムをリリースするプロジェクト。現地まで足を運ばなければ手に入らなかったアイテムが、いまだけ特別に、「ZOZOVILLA」で。

第1弾でフォーカスする街はカリフォルニア。「CALI WALK」と題し、現地の8つの店舗のアイテムを販売します。今回は、ロサンゼルスのシルバーレイクにあるショップ「ヴァージルノーマル(Virgil Normal)」のアイテムをご紹介。

Photo(ITEM)_Takeshi Kimura
Text_Marugoshi Kimura
Edit_Yosuke Ishii


スモールビジネスの街で、新しい価値観を生み出していく。

広いロサンゼルスのなかで最も進歩的な感覚が集まる街、シルバーレイク。

ここには、有名無名問わず多くのアーティストやクリエイターがいて、ローカルたちも意識が高く、オーガニックマーケットやヴィーガンレストランが当たり前のように点在しています。

インディペンデントのショップもたくさんあって、そのどれもが流行を追うのではなく、新しい価値を常に発信しようとしています。

そんな街にあるのが「ヴァージルノーマル」です。2015年にオープンし、長年シルバーレイクを牽引するショップです。ファッションの動向を追っている人なら、一度は聞いたことがあるはず。

ヴァージルノーマル
住所:4157 Normal Ave, Los Angeles, CA 90029
Instagram:@virgilnormal

アーティストのアトリエのような店内には、オリジナルと、セレクトされたアイテムが並んでいます。どれもが表層的にデザインされたものではなく、ひとつひとつにストーリーがあって、めちゃくちゃ濃い。

「ヴァージルノーマル」は単なるショップではなくて、地元アーティストたちの作品展示やイベントを通じて、クリエイティブな対話が生まれる「場」としても機能しています。シルバーレイクの文化のうねりは、ここからはじまることも少なくないんです。


愛猫、音楽、アート……。ヴァージルノーマルらしい文化的プロダクト。

商業主義に染まらず、独自の世界観を築き上げてきた「ヴァージルノーマル」。

その鋭い感覚や目利きは、アメリカや日本のみならず、パリやロンドンにも轟くほどです。そんなお店の、厳選されたアイテムが「ZOZOVILLA」に集結中。早速、その一部をご紹介します。

Dream crew neck sweatshirt ¥19,000

まずは肉厚のクルーネックのスエットから。

フロントにプリントされた3匹の猫は、「ヴァージルノーマル」を主宰するチャーリーが実際に飼っている愛猫です。おどけた猫ちゃんの表情は、着用者だけでなく、周りにいる人たちも癒してくれます。

その周りに描かれている文字は、ニューヨーク発の伝説的バンド「スーサイド」の曲の一節。

Disco Hoodie ¥19,000

お次はフーディ。これ、バックプリントが超ディスコです。

実は、チャーリーはダンスソングを演奏するのが大好きで、それをデザインに落としこむため、ロサンゼルス在住でイラストレーターの巨匠、Keenan Shurに依頼。彼の得意とする光り輝くデザインがあしらわれ、ギラギラです。

フェードがかったボディもいい感じ。

Dance is tee ¥10,000

このTシャツは、ロサンゼルスを拠点に60年近く活躍したアーティスト、エド・ルシェにインスピレーションを受けてデザインされたもの。

エドは叙情的な言葉を描くことで知られていて、その言葉をリボンで綴ったようなデザインにして、落とし込まれています。プリントはシルクスクリーン。

Sad lands is tee ¥10,000

商品名にもあるSad landsは、アナハイムのディズニーランド近くにある、月を模して造られた公園です。月だから、もちろんクレーターもあるわけですが、そこがスケートボーダーにとって完璧なパークとして人気を博しました。

で、このロンTは、その公園を表現。知る人ぞ知る場所のプリントだからこそ、知っている人が見たときは感動ものです。プリントものってデザインうんぬんは置いといて、コミュニケーションツールとしても強力です。

TOTE BAG ¥8,300

最後は、がっしりしたキャンパス地の大きなトートです。持ち手もがっしりストロング系。

どのくらいの大きさかというと「少なくとも2時間分のレコードを持ち運べるくらい」とチャーリー。要は、めちゃくちゃ入るということです。横長のシルエットでモノの出し入れもしやすく、グローサリーバッグとしても優秀です。

いま、世界中のファッションが均一化していっているけど、そのなかでも「ヴァージルノーマル」は、ぶれずに、ずっとはみ出しています。「個性的でいること」は難しいけど、「ヴァージルノーマル」の服に袖を通せば、ちょっとはそこに近づけるかもしれません。

INFORMATION

CITY WALK PROJECT
in ZOZOVILLA

Instagram:@caliwalk_official@zozovilla_official
zozo.jp/event/zozovilla-citywalkproject

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