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南井正弘Freewriter&Sneakerologist1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

履けばわかるさ、着てもわかるさ

南井正弘
Freewriter&Sneakerologist

1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

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今日の1足

2012.04.13

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MINIMUS_MR00.jpg

今シーズン、新たに登場したミニマスのニューバージョン、それがかかととつま先の高低差を0ミリとし、従来モデルよりも裸足感覚を高めたミニマスゼロシリーズ。今回ハワイに持って行ったMR00はオンロード向けのスペックを結集したモデルで、アウトソールには粘度の高いグリップ性に優れたビブラム社のコンパウンドを使用しています。このMR00は従来のベアフットモデルよりも上級者に向けて開発されたプロダクトで、実際に走ってみるとMR10よりも裸足感覚を強く感じます。なのでkm/7分ペースでスタートし、km/6分ジャストくらいで5kmのランをフィニッシュ。路面を足裏に感じて、独特の走行感が印象的でした。日本にいるときも慣らすために2回トレッドミルで5kmずつ走りましたが、そのときよりもハダシ感覚を強く感じましたね。このシューズでもいい意味で脚の後ろ側が疲労し、鍛えられていることを実感できました。

あとビビッドなカラーリングは同じコースを走っていたアメリカ人ランナーからも注目を集めました。実はこのMR00、アラモアナにショッピングに行ったときとか、フリーマーケットを歩きまわったときも履いていましたが、歩くのにも丁度いい。歩行時にかかる衝撃は体重の1.2倍程度だから、あまり厚いミッドソールのシューズは、実際のところエネルギーをロスして効率がよくないんですよね。あまり知られてないですけど。

ちなみにアメリカでは現在スポーツオーソリティやフットロッカー、チャンプスでミニマスがコーナー展開されてたりするんですけど、フィーチャーされているのは豊富なカラーバリエーションが展開されている4ミリドロップのトレイルモデルMT20V2。グリーンのモデルを気に入って、スポーツオーソリティで試し履きしたけど、しっくりフィットしない。なんで結局買いませんでしたが、街履きにピッタリなカラーが沢山あって、ちょっぴり羨ましかったです。ちなみにミニマスゼロのほうはハワイでは、RUNNING HIなどのランニング専門店でMR00とMT00、メンズ、ウイメンズ1色ずつラインアップされてるだけで、あまり注力してないみたい。アメリカ人には4ミリドロップのほうが評判いいのかな?

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