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南井正弘Freewriter&Sneakerologist1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

履けばわかるさ、着てもわかるさ

南井正弘
Freewriter&Sneakerologist

1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

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今日の1足

2013.08.07

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従来のミッドソールの概念を覆すクッショニング性能を発揮することで、世界中のランナーを魅了することに成功したアディダスのエナジーブースト。今春の発売以来、良好なセールスを記録していますが、今夏サポート機能をプラスしたアディスター ブーストが登場しました。

スペックで最も目立つのはヒール部分に搭載された3D FORMOTION。このテクノロジーは着地時のオーバープロネーション(脚が内側に過剰に倒れこむ)によるヒザへの負担を軽減してくれます。普段はニュートラルな着地でオーバープロネーションの心配がないランナーも長距離を走ると、この傾向になることも珍しくないので、この機能はありがたいと考えるランナーは多いはず。そんな自分もこれまでのフルマラソンでは28km~35kmくらいにオーバープロネーションの傾向が出始め、辛い思いをしてきたので、このタイプのテクノロジーの重要さは痛感しています。

実際に走ってみるとオリジナルのエナジーブーストよりも安定感があるのは明らか。EVAをミッドソールに一部採用しているので、反発性はオリジナルには敵わないですが、独自の高いリバウンド性能は充分に感じられます。ヒール部分の3D FORMOTIONは、これまでアディゼロボストンなどで体感済みですが、オーバープロネーションに悩むランナーには強い味方となってくれるはず。アディダスのランナープロフィールではビギナーランナーに分類されていますが、中級以上のランナーでも体重が重めだったり、特に安定性を求める場合は、オリジナルではなく、アディスター ブーストをセレクトしたほうがいいと思いますね。

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