ジダンのバカ - 代官山通信（蔡 俊行）

イタリー特派員の宮本から以下のような連絡が届いた。


フイナム・イタリア支局員　宮本です。
トラックバックしようとしたけど、エラーが生じて書けません。
えーと、ジダンに頭突きを食らわされたイタリアのマテラッシ選手は口が悪いので有名ですが、
今日私がイタリアのカーラジオで聞いたニュースによると、
ジダンに向かって「この、テロリスト！」という暴言を吐いたそうです。
人種差別的発言をされると、私なんかも頭の血が逆流するぐらい頭に来ますから、
ジダン選手に同情しちゃいますね。しかも、これが初めてじゃないと来たら、
本当に頭にくるでしょうね。
いくら暴言を吐かれても暴力はいかん、なんていう人は一度、差別にあってみるべきだー。
せっかくのイタリア勝利を素直に喜べない影となりました。


サナバビッチとかそんな言葉を想像していたのだが。
昨日夜中に読んだ日本の夕刊誌に「各国メディアはジダンを批判」とあったが、日本のメディアであの行為に対して批判をしているメディアってあったのかな？　別に批判しろとか、すべきだという論点ではなく、一紙、一局くらい批判するところがあってこそ、バランスがいいと思うのだがどうだろう。ジダン＝神、のような視点だから倫理的にやってはならないことに対して堂々と批判すればいいのに誰もびびって意見できない。まあ、これがいまの日本の御用メディアの欠点だ。


おれなら言えるね。ジダンのバカ。
テロリストで切れるんなら、エロテロリストのインリン・オブ・ジョイトイはどうすりゃあいいのだ？