青いビニールシート - 代官山通信（蔡 俊行）

　昨日の関東地方は最高の花見日和。調布の多摩川の河川敷側のサッカーグランドでサッカーをしたのだが、その途中は結構な渋滞。屋台まで出る盛況ぶりで多くの花見客で賑わっていたようだ。
しかし思うに無粋なのはあの青いビニールシート。美しい風景を台無しにしてしまっていると思うのは自分だけだろうか。風情もなにもあったもんじゃない。今朝の朝日新聞の一面に掲載されていた桜の写真の下にもこのブルーのシート。こういうところが改善されれば日本はもっと文化的に成熟した大人の国になれるんではないかと、むちゃくちゃ飛躍して考えてしまった。ござという昔ながらの敷物もあるのになあ。手軽だからとかそういう理由でビニールシートが選ばれたのであろう。とても残念である。
ぼく自身もサッカーの後は砧公園で花見をする予定が、サッカーの最中に軽度ではあるがねんざを少々。歩くと痛むので結局花見もキャンセルと相成った。こちらも残念。
しかたないので家の近所の桜で我慢。
しかし新年度が始まったその日にケガ、というのも何か暗示されているようでどうにも不吉であるな。