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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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変な人の多い世の中

2007.04.19

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 寒い。
ここ数日の天候のせいで神経痛が再発している。天気が悪い日は仕事ものらない。すっきりとした春の日差しがひたすら恋しいのだ。
ヴァージニアの事件は、日を追う毎に容疑者の背景が浮き彫りにされてきている。先日も書いたが、ああいう何時間も持続する殺意、破壊意識というものはどこから生じるのだろうか。こういう犯罪は日本ではあまり聞かない。アメリカ(犯人は韓国出身だが)的な犯罪と言えば言いすぎだろうか。
しかし日本は経済的にも文化的にも犯罪的にも常にアメリカの後ろをトレースしている歴史がある。つまりこういう事件が日本でもどんどん起きるのではないかと。大阪で学校内に侵入し十数人の児童を殺傷した事件もあったが、つまりあんな事件がまた起こりうる可能性がある。おぞましい世の中だ。
貧富の差は政治に向けて文句も言えるが、異性問題、モテるモテないや孤独が抱える問題に関してはどこにも不満を向けるやり場がない。しかしそれも社会のせいなのだろうか。
高度な情報化社会、高度な資本主義社会というのは便利だったりやる気を起こさせる機会を与えてくれるが、そこからスピンアウトされた者は、こういう反社会的で破滅的な行動を起こす芽になる。そういう人間は地域社会ではすでにみなからマークされているが、事を起こさない限りは行動を制御することはできない。つまり警察も自警団も誰も手を出せないわけだ。
事件を起こしそうだが人権問題もあるので、放置して遠目からマークするというのが善良たる我々の行える最も適切な選択肢であろう。しかし事件が起こってからでは遅いのだ。

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