レッズ勝利！ - 代官山通信（蔡 俊行）

　事務所で隣の席に座っている悪友のソノダがどうしてもトヨタカップの準決勝が見たいといってチケットの手配を頼まれたのが2週間ほど前。なんとか仕事上のコネを使ってメインスタンドの中央部、前列から15列目というとてもよい席を2枚ゲットしてやった。ステディとでも見に行くのだろう。けっ。
そんな経緯があり、昨夜のレッズ対セパハンの準々決勝をいじわるな目線で観ることになった。正確には観ていない。取引先代理店の忘年会があったので試合の時間中はずっとそっちへいたからだ。ちなみにぼくの周りの人間は誰もワンセグを持っていない。
事務所に戻り、試合のことなどを忘れスタッフを食事に誘うもつれない返事。誰も相手にしてくれないので昨夜はすごすごと家に帰った。尿酸値のことを考えてもそれがよい選択なことは自明だが。
お風呂につかりながら夜のテレビニュースを見ているとスポーツコーナーが始まった。そしていきなりサッカーコーナー。そうだ、忘れていた、トヨタカップだ。
結果はご承知の通り、3対1でレッズ勝利。なんと次はACミラン戦である。
取ってやったチケットがプラチナ化した瞬間だ。
個人的にはとても嬉しい。レッズおめでとう。サポーターの皆さんもおめでとうございます。今度の試合は本当におもしろそうだ。という反面、どうにも腑に落ちないことも感じがするのである。まあいいけど。
なんだろこの気持ち。羨ましいのかなあ。いやそうじゃない。複雑だねえ、人間って。