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メイプルソープ裁判
2008.02.20
非常に興味深いニュース。
メイプルソープの写真集の男性器はわいせつか否かという裁判。
時代遅れというか現実にそぐわない議論ですな。そもそもこの写真集に掲載されたメールヌードが性欲を刺激するか否かについて。
そんなもの納豆の匂いでも性的に興奮するという人もいるので、個々の趣味でしょう。つまり興奮する人もいれば、いない人もいる。この場合、興奮しないという人の方がマジョリティでしょうね。
芸術性云々の議論ってなにか問題をすり替えているような気がする。芸術性があっても性的に刺激を受ける作品もあればそうでないものもある。芸術性が高いから猥雑性が相対的に低くなる法則なんて聞いたこともないし。
もう議論がナンセンス。どこに向かっても出口無し。
世の中の実情は、インターネットで淫猥な画像や映像は見放題。街を歩けば風俗店は大盛況。この裁判、どこかファンタジーの世界の話のようで滑稽に思った。
もちろん戦っている人たちは真剣そのものなので茶化すのもいけないと思うが、とりあえず正直なぼく個人が思ったことを書いてみました。
ちなみにこの写真集、ぼくも所持しています。確かニューヨークに行ったときに買ってきたと思う。この手の本はいつも向こうで買うのだが、これまで成田の税関で引っかかったことは一度もない。
ちなみにぼくは洋書のほとんどをアメリカ本国のamazonに注文しているが、これも検閲はまったくなし。女性器がどアップになっているテリー・リチャードソンの写真集もまったくノーチェック。法律はあってないかのごとし。
時代に合わせてこういう法律も見直さないとまたこのような時間の無駄が繰り返されることになる。
まあ、時代の変化のスピードが速すぎるというのもあるんだけどね。
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