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白痴化
2008.03.31
今日から新聞の字が大きくなった。一行の字数が11字から13字に増え、そして段が減った。これまで新聞の一面は15段あったのだが、それが12段に。
言わずと知れた高齢者対策だ。いまほとんどの若者は新聞の宅配を行っていない。新聞の顧客はどんどん高齢化している。そうしたマーケティングに対しての配慮だ。
まあ、大きなニュースの見出しとリードくらいなら、どこの新聞のサイトでも読める。しかし詳細記事や、読み応えのある短期連載などはネットでは読むことはできない。
それでもやはり若者は新聞から遠ざかるのだろう。世の中で何が起こっているのかまったく興味のない若者が増えると、この社会は一体どうなるのだろう。想像してみて欲しい。
ジョン・レノンは戦争がなくなることを想像させたが、日本人の白痴化についてもみな考えてみて欲しい。大宅壮一氏の言葉ではないが。
先週の麗らかな陽気と一転し、今日は非常に寒い。朝出かけるときに服装に悩んだんだけど、やはり暖かいのがいいとダウンジャケットを引っ張り出した。
電車内ではダウンはおろか、厚手のコートさえ着ている人が少ない。みなスプリングコートや軽めのパーカといった出で立ち。すっかり暖かくなったので、防寒衣料をしまったのかも知れない。それでは健康を害すのではといらぬ心配をしてしまった。
明日から四月。
もう、ほんとうの春だ。
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