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アナトミカ
2008.04.10
昨日はちょっとした撮影の後、商品返却に付き合って青山と原宿へ。ちょうどランチ時だったので、原宿の四川料理店「龍の子」で昼食を摂った。
この店はかれこれ20年近く、定期的に訪れる自分の中での定番のお店。最後の晩餐に何を食べるという話は居酒屋でよく繰り返されるが、ぼくはここの棒々鶏、あるいは水餃子をいつも候補に入れている。
店主の安川さんとは、よく飲み屋で一緒になることが多かった。今はもうないが、西麻布の裏にあったバーで良くご一緒した。お店で料理教室などを催したり、四川料理の普及に心血を注いでいた。確か四川の巨人、陳健民さんのお弟子さんだったと思う。
世田谷の上野毛にも陳さんのお弟子筋の方が経営する四川料理店がある。「吉華」というお店で環八沿い、多摩美の隣。こちらもまあ美味しいのだが、ぼくは安川さんのお店の方が口に合う。
昼食を堪能した後、久しぶりにユナイテッドアローズのメンズ館へ。ひと月ほど前に〈アナトミカ〉が開店したというニュースを聞いていたのだが、それが見たくて足を伸ばした。
店内とブラウズしているとちょうど栗野さんがいらして、少し立ち話。そして〈アナトミカ〉の中村さんを呼んで紹介してくれた。
中村さんと言えば、ぼくらの世代からいえば、お洒落のアイドルだ。
80年代初頭、〈スーパーボール〉や〈ボール〉に代表されるイタカジの頃、それらのショップの顔として君臨。よくポパイなので尊顔を拝見していたものである。
その後も〈エミスフェール〉などを経て、最近はシップスのどこかの業態にいらしたと聞いていた。それを昨年暮れで辞め、アローズに転職という流れらしい。
〈アナトミカ〉を主宰しているのはピエール・フルニエという人物。〈エミスフェール〉を興したのと同人物だ。世界で初めてファッションとしてオルテガのラグベストを世界に紹介したのが彼である。センスの良さでは世界でも屈指といっても過言ではない。
その彼と昵懇の中村さんが、東京〈アナトミカ〉の責任者になるというのはなるほど自然の流れである。
しかも中村さん、いつもお店にいらっしゃるのである。
大ベテランのファッションの先輩と誰もが気軽にそこで会話できるのだ。この機会を逃してはもったいない。どうぞ皆さん〈アナトミカ〉へ行って、有意義な時間を過ごしてください。
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