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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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戦争の国のマスターズ

2008.04.11

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 今年もマスターズの季節がやってきた。アメリカ・ジョージア州オーガスタで行われるゴルフのメジャートーナメント。見所も満載だが、独特の華やかさがある大会だ。
今朝も早起きして初日の様子を途中まで見た。日本人選手はまあ相変わらずの位置。タイガーも初日はイーブンパーとすこし拍子抜けなスコア。それでもきっちり日曜には上位にいることを感じさせるオーラがある。
それにしてもいまこの国は戦争をしているのだ。画面からは戦争をしている国という印象はまったく受けない。
ずっとどこかと戦争を続けているアメリカ。太平洋戦争の頃も、日本は悲惨をなめ尽くしている時にこんな競技会が悠然と開かれ、圧倒的な物質で何変わらぬ生活を送っていたのだろうことを想像するとどうにもやりきれない気分になる。戦争の犠牲の上に成り立つ、経済先進国。我が国もいまではそのおこぼれにあずかっているのだが。

話がそれたがゴルフだ。
ここへきて本当にゴルフはブームになっている。特に女子。先の休日、久々にゴルフレンジへ練習に行ったところ、半分近い打席が女性であった。これまでの光景とは一変だ。
おかげでゴルフアパレルの調子はどこも上向きだという。例外もあるかも知れないが、関係各所からは好調との声を良く聞く。
遅ればせながら自分もゴルフ用のウェアを一新するにあたりまずシューズからと意気込んでいるのだが、これといったものを見つからない。先日、フイナムのゴルフファッション特集のための撮影を事務所で行っていたので、集められていた物を見た。すると〈チャーチ〉製の色がコンビニなったウイングチップタイプのゴルフシューズを発見。木型、カラーリングともにとても好みで早速買い取り、と行きたいところであったが、ソールに難が。いわゆるゴルフシューズというのは滑り止めというか大地をがっちりつかまえるスパイクが付いている。いまでは鋲付きはほぼどのゴルフ場でも禁止なのでソフトスパイク。それが取り外し式になっているのが普通だが、これは固定でしかもソール材が柔らかく、スパイクパターンも軟弱であまりゴルフに向かないようなのである。どうやら街履き? 仕様なのである。
このアッパーデザインでソールを変えれば結構売れると思うのだがなあ。残念。

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