自転車の暴走 - 代官山通信（蔡 俊行）

　先週末の寒さはちょっと記録的だった、と思う。例年にない気候。着るものに困った。
一転、昨日の日曜日は汗ばむ陽気。湿度も低めだったので過ごしやすかった。そんな陽気なのに暗い映画館で映画を見て過ごした。もったいない。
で、6月だ。
いろいろルールが変わった。
まず自動車の後部座席の人にもシートベルトの着用が義務づけられた。乗用車だけではなくロケバスなどもそうであるから我々にはちょっと面倒だ。まあでも仕方がない。
自転車も規制が厳しくなった。ヘッドフォン着用、携帯使用、傘使用などの禁止が明文化された。いまのところ罰則はないというが、たぶんそのうちできるだろう。何せ自転車の人々の傍若無人ぶりはとどまるところを知らない。
昨日も馬事公苑のまわりをジョギングしていたら曲がり角を猛スピードで右折してきた自転車とぶつかりそうになった。極めて危ないシーン。もちろん舞台は歩道の上。見通しの利かない角なので向こうから何かがやってきても対処できるようなスピードと位置取りをしていたから惨事にならなかったけど、あれはあぶない。
そういえば先週もタクシーを降りたところへ自転車が猛スピードでつっこんできた。ハンドルが微妙に体にかすった。ひやっとした。ぬるい汗がでた。もちろんこっちの舞台も歩道。しかも相手は逆送だ。謝りもせず、そのまま逃げるように走っていった。
今度、危険な目に遭うと自分を抑えきれるかどうか自信がない。もう限界だ。
以前からここでも何度か自転車に轢かれたとかぶつけられたと書いたこともある。堪忍袋のヒモはもう半分切れている。
自分のことは自分で守る。
別に自転車の人を敵視しているわけではないけど、無礼な振る舞いには今後毅然として抗議するつもりである。たとえ衝突があろうとも。覚悟した。