名人達 - 代官山通信（蔡 俊行）

　石川僚くんがゴルフのマスターズに招待されたというニュース。実に嬉しい。もう自分の家族のことのように嬉しい。ぜひ楽しんで世界の最高峰の舞台の経験を得てきて欲しい。決勝トーナメントになんて残ろうものなら望外の喜び。でもそれもあるかも知れないというところが彼のすごさでもある。

自分にとってマスターズというと下剤だ。
数年前、大腸の内視鏡検査をした。前日からホテルに宿泊し、早朝6時頃から下剤を飲まなっくてはならない。
2リットルくらいの水に下剤を溶かし、それを2時間くらいかけてゆっくり全部飲む。ひっきりなしにとは言わないが、それなりにトイレに行く回数も多い。
で、他にやることもないのでテレビを点けてみたらマスターズがやっていた。ちょうど月曜の朝で最終日。一番盛り上がる日である。確か優勝はタイガー・ウッズ。
下剤→トイレ→マスターズ観戦。これをずっと繰り返していた。優勝の瞬間まで観戦し、よし、と気合いを入れて検査に向かった。気分も最高に盛り上がって検査もばっちりナイスイン、であった。
以来、毎年自宅でマスターズ観戦しているが、いつもあの日のことを思い出。条件反射。パブロフ犬。いや、ただそれだけの話です。

さて。
いよいよ目前に迫った明後日日曜の新宿ハーフマラソン。無事走り切れるだろうか。