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クリエイティブと合議制
2009.07.02
今日は何となく、朝来る電車で考えていたことを文にしようかなと思います。クリエイティブと合議制について、とでも題しますか。
そもそもクリエーターという名称や成果物をクリエイティブという呼び方にも抵抗はありますが、便宜上分かりやすいかなと思い使います。クリエーターは旧約聖書に出てくる神だけの話だと思っていますので。
制作物を作るのがぼくらの仕事です。広告表現があったり、ビルボードやポスター、カタログ制作など、何かモノやサービスを売るためのお手伝いをしている。若いスタッフはすぐに制作物の見た目を重視するけれど、いちばん肝心なのは制作物という媒体を通して、何を伝えたいのかというのが一番大事。そこのところのはき違えがよくありますが、そんな仕事です。
それをクリエイティブと呼べるかはともかく、独自性ある優秀な作品を作ろうこれまでの経験やアイデア、ひらめきなどを総動員して普段あまり使わない脳みそを動かしています。
成果物には必ず依頼主がいます。なので成果物を作る途中で、依頼主にカンプなどで方向性やイメージの確認をとります。まあ大概のお客さんは、うちに対し信頼してくださっているようなので、あまり大きな変更はありません。明らかな間違い以外、ほぼ当初の打合せ通りに進みます。
しかしまれに担当者だけでは判断できないからと上の判断を仰ぐと言って、進行が滞ることも少なくありません。打合せからラフ提出、カンプまで出してOKもらって、そのままのものを作っているのに、それが突然180度ひっくり返ることもあります。
これは働いているスタッフのモチベーションを最も下げる必殺技です。トップダウンでひっくり返ることもあれば、合議制の会議で多数決で決められることもあります。
トップダウンの場合は、トップを説得できる品質でなかったということで反省し、やり直しにも気合いが入りますが、後者の場合はやっかいです。最大公約数なアイデアというか小さな発見を成果物に反映しろとかそんなで、結局伝えたいことがぼやけたり、見た目が極端にダサくなったりします。
話は変わりますが、この成果物の最初の方向性を決めるのがディレクターの仕事です。経験からするとだいたいディレクターがひとりでアイデアを出した方がいいものができます。合議制はクリエイティブのエッジをまるく削るのですね。なので合議を重ねた成果物というのは、存外つまらないものになるという傾向にあります。いえ、あくまで個人的見解と捉えてください。
民主主義は万能かどうかはともかく、ぼくはクリエイティブな仕事上での合議制には反対です。合議でいいものができるなら、いわゆるクリエーターという職業が必要なくなりますね。絶対権力者がいるからこそ、映画でも広告でも素晴らしいものができると信じています。まれに例外もあると思いますが。
ものすごい成果物をつくる人々というのは、やはりそれなりの個性の人が多く、伝説も多く残しています。赤塚不二雄さんなんてその最たるものだし、世界のクロサワもいろんな言い伝えが残ります。そんな人たちだからこそ、常人には考えられないようなアイデアやこだわり、忍耐力、瞬発力を駆使してとんでもないものを作るわけです。
だらだら書いてますが、何が言いたいのかというと仕事の上では独裁制政権もありだなという話です。議論を重ねて云々という人もいますが、大概烏合の衆が百人集まってもひとりの天才には勝てません。
これ政治だと困るのですが、しかし最近のどこかの首相や与党を見ていると、もしかするといまの日本に必要なのはそんな独裁者なのではないかと。いや誤解を恐れずに言わせてもらいました。極論ですが、そんなことを近日の政治ニュースを見て思うのです。
独裁者は言い過ぎですね。でも特別な天才。そんな政治家が出てこないかなとこのすっきりしない空模様を仰ぎ見ながら思うのでした。
出社しブログ拝見を日課にさせてもらってます。ちなみに職場がライノさんのすぐ近くでたまに蔡さん見かけます(笑)
なんだか私も今朝電車の中でもやもやと考えてた事そのままだったので、思わずコメントしてしまいました!
クリエーターというのに抵抗があるように、こうゆう考えや思いも吐き出すのに抵抗があります。