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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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とよかつ

2009.08.05

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 いまめちゃくちゃ面白い本を読んでいます。タイトルは、ごめんなさい、内緒。これは自分だけの密かな楽しみ。というか次に事を起こすアイデアの元のようなものなので時期的に教えたくないのです。だったら書くなという話なんですが、あまりにも痛快なのでフライイングしたということでご勘弁を。

 ところで最近、焼きトンというかモツ屋にはまっています。きっかけはS社の担当編集Tくんなのですが、1000円でベロベロになれるというので行った京成立石の名店「宇ち多」でした。そこでまさに開眼です。その後「埼玉屋」に連れて行かれ、魅力の虜になりました。なんか変な日本語だな。

 先日、近場でということでふと思い出してみると足下の恵比寿に62年続いている老舗の「とよかつ」があることを思い出しました。もう20年くらい行ってないです。目の前をよく通るのでビルが建って新しくなったのも知っていますが、足が向かないというかちょっと人間が贅沢になっていたのでしょうね。エアコンの効いた快適なお店を求めていたとでもいうか。

 この店の名物はまくらというひき肉をニラで巻いたつくねのような串。学生時代は一度に3本くらい食べてましたっけ。問題はこのお店のローカルルールで焼き物の追加オーダーはできないということです。その昔はトイレさえありませんでした。

 早速お店に行くともう蒸せるような暑さ。快適とはほど遠いのですが、そこはそれ。やはり楽しいわけです。どういうわけかこういうお店にいくと生ビールが薄く感じるのです。それは汗をかきながら飲むからなのでしょうか。ともかくメニューの右から左まで全部頼みました。追加できないですからね。

 といっても8本ほどです。あまりお腹が空いていなかったけどこれくらいは軽いもんです。

 フイナム本誌で「白眉の食事」という連載をやっています。弊社チャーリーが担当なのですが、昨日そういう安くて美味しい居酒屋のガイドブックみたいなものを持って「これ読んでみてください」とやってきました。本人も取材の影響からかそうしたお店に興味が沸いている様子。

 なのでまず近場の「とよかつ」あたりへ今度スタッフたちと行ってみようと思います。

 それにしても店は本当に汚い。掃除という概念がそこにはすっかり存在しないパラレルワールドの話みたいなお店です。そういえば目の前で店主が小さいゴキブリを指でつぶしていました。

 そういうのが大丈夫な人は安くて美味しいのでオススメです。

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