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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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ラズベリー賞

2010.01.26

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 そういえばアメリカにはアカデミー賞シーズンに並行して行われるゴールデンラズベリー賞というのがある。いわゆるその年度のサイテー映画を決めるというものだ。その昔ハル・ベリーやパリス・ヒルトンが受賞式に出ていたような気がするが。日本にも確か、同じような賞があったような。

 いわゆるアメリカ的悪ノリとでもいうのか、ユーモアがベースにある憎めないイベントである。受賞作を見に行きたいと思わないところでは目的を達成しているといえるし、営業妨害とも言えなくもない。

 例えばそんな賞がお店に対してあったらどうなんだろうな、なんて思う。

 先日、滞在していたニューヨーク・SOHOにアバクロの弟分ブランド、ホリスターのお店がある。SOHOの名前の由来のハウストンst.の南でブロードウェイに面している好立地。ダウンタウンをベースに行動していれば否応なく、近くを通るロケーションだ。

 古いビルの中を総取っ換えしたようなリノベーションで開店したというウワサを聞いていたので入ってみた。

 アバクロの裸モデルももっとIQが高く見える、カリフォルニアの青いバカっぷり。男女の半裸モデルが各フロア、各売場に一体何人いるのだろう。Tシャツにビキニショーツだけの女の子って、ある種の風俗プレーである。

 とにかく広いしバカでかい図体のお店に脳みそは、いや違った、商品種はほんのわずか。しかも照明はあの真っ暗なままで黄味を帯びたスポットで商品を照らすという相変わらずの手法。

 売れてるのか売る気があるのか、それとも売っているのかさえ分からない。迷うこと無くラズベリー賞もんである。

 日本では、やはり銀座にできたお兄さんブランドにこの賞を捧げたい。出店タイミングを逃したという理由でだが。

Comment: 1

日本版ラズベリー賞

まんま「きいちご賞」ですな。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E6%98%A5%E3%81%8D%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%94%E8%B3%9E

個人的には昨年、展開された1000円以下を売りにしたブランドには全部ラズベリー賞をあげたいです。

価格がどうというか誰か得をするのか?ってのと
例えばドンキホーテがわざわざ680円のジーンズを作って販売する必要性が何処にあるんだろう?って疑念から。

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