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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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バレンタインデーは旧正月

2010.02.15

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 昨日はバレンタインデーなのに旧正月。製菓メーカーの陰謀は無視しながら粛々と法事をこなし、その後は親族で中華店で小宴会。その前日も昼からスタイリストのMとラーメン居酒屋で飲んだりし、酔眼でスポーツ観戦を楽しむと言うとても愉快な週末だった。フットサルもやったし。

 話題はどうしてもモーグルの上村選手とハーフパイプのサギング(腰履き)問題とサッカー日本代表だろう。職場や学校などでは今日はおはようの挨拶の次にこの話題に突入間違いない。

 個人的にはこんな風にファッションのサイトをやっているくらいだからサギング問題に関心は高い。コメンテーターやワイドショーの司会者の方たちはいろんなことを言って面白い。

 記者会見で舌打ちしたのは確かに問題ではある。着方に関しては賛否が分かれると思うが、これはやっちゃあまずかった。確かにそうだろう。ぼくもそう思います。いちおうオリンピック代表として選ばれてそれを受諾し、国費で競技に参加するわけだから。プライベートで競技会に出ているのならまたちょっと違った話かも知れない。

 服装は乱れていても、無愛想でもいいから突っ込まれないように飄々と会見をすべきだった。若いからといっては許されない。それなら石川遼はどうなんだって話になる。

 サギングであるが、この服装が反社会的だと見なされているのは世界中で共通した認識である。アメリカの某州では罰金や禁固刑に処すべきだという法案も審議されていると聞く。もともと刑務所で自殺や暴力防止のため、ベルトの禁止からズボンがずり落ちそうなスタイルから始まったというのが通説。おれはムショ帰りだぜ的演出。昔のヤクザ映画か。ズボンの片足をまくるのもそこに銃を隠していないという符丁だというスタイルもある。なんでもアメリカから入ってくる。

 そのサギング行為、日本で禁止になったらファッション業界はどうなるんだろう。服屋のお店スタッフのほとんどはズボンを普通に履いていない。30歳未満ならほぼ100%腰履きである。もちろん当社スタッフにもムショ帰りが多い。そんなのにいちいち目くじら立てない。

 それにしてもあんな格好は怪しからん、なんて怒ってテレビ局に抗議の電話をかけた人々のエネルギーに感服する。他にすることないんだろうか。

 なんだかまとまりの無い文章になってしまった。

 話を変えて、サッカーの日本代表。

 世界を驚かせる、という惹句をどっかの代表監督が口にしていたと思うが、ぼく自身が驚いた。あまりに弱くて。いろんな人のコメントやブログなどを見ると専門的なことや細かいことが書かれているが、ひと言でいうと「弱い」に尽きる。ワールドカップベスト4を目指すって、一体何の話だろう。

 昨夜、日本代表があまりにも弱いので、前半戦終了時点でTV観戦を中止し、夕食に出かけた。国立に観戦しに行った方たちには同情する。心境は金返せだろう。

 監督が悪いとか、誰が悪いとか言う話ではないような気がする。まだ日本のサッカーは、そういうステージにないと開き直ればストレスは感じない。誤解していたよ、日本サッカーを。

 4年後と言わず16年くらい先を見て、チーム作りした方がいい。そういまの幼稚園児に期待しよう。

Comment: 1

夢も希望も無い展開でしたね、サッカーは…
熱くなれないスポーツなんて、要らないッスよ!

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