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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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津波は来たか?

2010.03.01

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 ニュース的には盛り沢山な週末だった。なんといっても津波情報。テレビCM放送にまで日本地図が乗っかっているという前代未聞の事態。これはとてつもないカタストロフィの前触れか、くらいのインパクト。大山鳴動してネズミ一匹とは言わないが、とにかく大きな騒動であったと思う。新幹線や高速道路も閉鎖したくらいだし。どっかの都知事は、マラソン大会のゴールが海に近いので大会運営に聞かれ逆ギレしていたなあ。アスホール小さ過ぎ。ともかく大きな事故がなくて良かった。

 一方チリは大変。メディアや発言者によって違うけど、神戸の震災の500倍だか1000倍だかのエネルギーが放射されたというから地震の規模もわかろうというもの。大地震の多いとされる彼の地の建築基準はどうなんだろう。日本並に厳しいのかな? 厳しいと言っても、姉歯みたいなヤツも世界中にいそうだし。まあ、信用ならない世の中ですから。

 そんな雨の週末は、東京マラソンをだらだら見ていた。ブログメンバーの南井さんが補欠当選し、出場していたのでテレビに映るかなあなんてそんな動機。見事映ってなかっと思う。そこまで真剣に見てないからどっかでピースサインかなんかしているかも知れないが。それにしてもコンディションは最悪そうだった。寒く冷たい雨。落選した自分が言うのもなんだが、あれでは走る気になれない。昨年はいい天気だったのにね。都民の金使ってオリンピック招致に失敗したやはりどっかの都知事への神からの怒りかも知れない。

 その冬季オリンピックもいまの時間ちょうど閉会式。こういう大きいイベントが行われている最中は、ワクワク感が持続するが終わると切ない。それでも今年は6月にサッカーワールドカップがある。それがいまからとても楽しみ。そのタイミングに合わせて、これまで持っていなかったHDDレコーダーなるものも買う予定だから本気である。

 それでも週末は本を読んだ。金曜の日経MJのベストセラーランキングに内田康夫著「教室の亡霊」というのが一位になっていたので気になって読んだ。うーん。あっさりしてるなあ。湊かなえくらいあっさり。油抜き。やっぱりぼくは海外ミステリの方が好きだな。

 もう一冊は、ヘレン・マクロイ著「殺す者と殺される者」。これは1957年発刊で絶版になっていた作品の復刊。初めて読んだのだけど、復刊される理由もわかる。都合はいいし、あれ? なんてところもあるけど、心理学を学んだ者でないと書けないようなシークエンスなど、並のタレントでは書けないと思う。最近、視力が落ちたのでメガネがないと読めない字がちょっと辛かったが。

 さらに一冊。リチャード・ワイズマン著「その科学が成功を決める」。まあふーんとか、へーとか感心するくらい。要約が先週か先々週の文春に出ていたが、そっち読むだけでいいと思った。こうした本とか新書って、詰めて伝えようとしたらものすごい少ない紙数で足りると思う。長くしてもらった方が、ヒマを持て余す読書人としては楽しい時間を過ごせるのだけど、多忙はビジネスマンにとってはどうなんだろう。

 そういえば最近、新書って読まなくなったなあ。あまりに内容がスッカスカ過ぎて頭来るんだよね。

 そういえば、ただでダウンロードできるってんで、岩瀬大輔著「生命保険のカラクリ」なる新書をkindleに移して読んでいる。重複する文も多い典型的水増し新書。個人的には新味のある情報はあまりない。しかし保険に関して研究していない人にはぜひ読んでもらいたい内容。ぼくはこれまでいろんな保険屋さんやコンサルタントの人から話を聞く機会があったのが幸運だったけど、普通そういう機会はない。そういう意味で役に立つと思う。

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