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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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CD屋の話

2010.12.21

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 CD屋はもうだめなのか。

 昨日の宵、時間が余ったので渋谷のタワーレコードに行った。上階の書店ではなく、目当てのCDを買うのが目的だ。

 12月の歳末商戦、時は18時半頃。それなのに店内の各フロアは閑散としている。10名未満といったところか。

 目当てのアーティストの欄はすぐに見つかった。まあそれなりに名前の売れているアーティストである。超メジャーというわけではないが、たぶん10枚近くのCDがこれまでにリリースされている。

 しかし棚には求めているCDが無かった。他のラインアップはほぼ完璧に揃っているのにそれだけが無かった。それで捜索範囲を広げたところ、新譜が平積みされていた。まあ良くあることだ。書店でもそうだが、大型店になるとこのようにいろんなところに分散陳列されることもある。

 がぼくが欲しいのはこの新譜ではない。新譜はiTunes ストアで購入済みである。目当てのCDはiTune ストアでは扱いがなく、CDのみの販売なのである。

 しばらく探したのであるが、やはり見当たらないので、手の空いているスタッフに声をかけてみた。なんせ客は5~6人。レジには誰も並んでない。

「◯◯の△△というCDを探しているんですが」

 すると無言でそのアーティストのコーナーに近づいてさらっと一瞥した後、

「ありませんね」と淡々と答えるのである。

「あの、ストックにあるとかそういう可能性は?」

「ここに無ければありません」

 以上、である。

 端末に行って在庫を探すとか、次回入荷がいつなのか調べるとか一切なし。そのままどっかへ行ってしまった。

 びっくりした。

 結局、約束の時間にまだ時間があったのでカフェに入り、iPadでamazonにアクセスし、求めているCDを買った。

 CD屋はもうだめなのか。

Comments: 2

駄目だと思います。

今日日、カスタマーサティスファクション(CS)すらない会社なんて通用しませんよ。

その店員個人がというよりタワーレコード渋谷の顧客に対する
姿勢なんだと思われても仕方ないですし。

届くまで1日~2日待つデメリットを除けばアマゾンで買う方が便利ですしね。
(送料も気にしなくて済むようになりましたし)

CD屋に限らずネットショップに比べて
サービスで劣り、なおかつ品揃えでも劣る所は
悲しいかな必要されなくなっていくと思います。

アパレルはちょっと判らないです。自分で商品を見て
試着してって客側の工程がまだ残ってるので。

私もタワレコの渋谷店は良く利用しますが、この様な接客対応されたことがなく、ちょっと残念ですね…
私の時は、商品がなければ端末で検索して、入荷情報をきちんと伝えてくれるし、気軽に談話にも乗ってくれるので。
簡単にモノが手に入る時代なので、「カタチ」でなく「キモチ」を販売員さんは大事にして欲しいですね。

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