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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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コミュニケーションについて

2012.03.29

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 知人の話。

 近くのそば屋に昼食の出前を頼んだ。この蕎麦屋は700円以上の注文から受けてくれる庶民的ないわゆる普通の街のそば屋。メニューを見ないで卵とじそばを頼んだら580円だから出前できないという。それなら700円オーバーのそばは何かと尋ねたら、迷惑そうにだらだらとメニューを読み上げてくれたそうだ。そりゃあそば屋からすると迷惑な話だ。忙しいランチタイムに電話口に縛られて。

 途中、親子とじそばだったかそんな卵とじそばに鶏肉の入ったそば名で、それと思い注文した。しかし続けて「親子とじの鶏肉抜きでお願いします」と言ったらしい。

 そば屋のおばさんは、一瞬絶句しただろう。その後、それじゃあただの卵とじそばだから出前できないと発言。この人はいや親子とじの鶏肉抜きだから700いくらかを払う。これで延々やりあったらしい。

 つまらない落語のような話ではある。落語もこんなミスコミュニケーションものが多い。

 それはともかく、最近コミュニケーション能力が高いだの低いだのという言葉をあまり聞かなくなった。数年前までは日常的に良く耳にしたフレーズだ。面接に来た人を評価して、彼(彼女)コミュニケーション能力がある、だのそんな話。

 しかしおしなべて言えば、そんなコミュニケーション能力が高い低いという評価は単に人前で淀みなく喋られるかどうかだけであって、伝えたいことを正確に相手に届けられるかは別の問題だったりする。5W1H的な概念がなかったり、結論に至るまでの説明が長過ぎたり、質問に対して正面から返答せず、自分の話したいことしか話さないという人もいる。それでもみんな人の目を見てきちんと話している。だからごまかされるのだが、そういう人はコミュニケーション能力が高いとは言わない。

 多いのは上でも書いたけど、自分の話したいことした話さないタイプ。なんとなく話は噛み合っているようだけど、聞いたことに対し答えがずれてたりする。ぼくはこの手のタイプが非常に苦手。キャッチボールにならない。例えて言うならこっちがグローブ付けてボールを放ったら、向こうはサッカーボールを蹴り返すような感じか。

 この件に関しては、書きたいことがそれなりにあるのでこれからも機会があれば書いていこうかなと思います。

 そば屋の件も傲慢かどうかはさておき、卵とじを700円払うから出前して欲しいとか、親子を頼んで鶏肉を残すとか(鶏肉と食べ物の神様に失礼ですが)スムーズに要件を伝える方法がありそう。

 今後も円滑なコミュニケーションができるためにどうすればいいのか考えていきたいと思います。


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