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デザート
2012.04.18
バブルの頃、赤坂にあったモダンな中華料理店で食べた杏仁豆腐が美味しかった。夜、飲んでいる途中、それだけを食べに行ったり、深夜最後のシメにふるふるのとろっとろを食べに行ったものだ。このお店は現在セレクトのB社にいる、当時、ブルータスのライターをしていたA田くんに連れて行ってもらった。ちょっとした衝撃を受けたものだ。
その後、この杏仁豆腐に似ているものは、代官山のリンカ(漢字がどうだったか忘れた)、そしてそこかわ別れた神泉の文淋、代々木上原の正宇治(字が違うかも、しょうじと読む)、移転してジーテンとなったいまも食べられる。杏仁豆腐を食べるために中華料理屋さんに行くという本末転倒といっていいのかわからんが、そんな行動形態を取っていた。
その後、類する杏仁豆腐は民主化され、いまではコンビニエンスストアでも売ってる。コピー文化の中国を笑うどころの騒ぎではない。
同じようなことはいろんなデザートで起こった。ティラミス、やわらかプリン、いまでいうとロールケーキか。もっと気の利いた例もあるやもだが、不勉強なのでこんなのしか浮かばない。
なんでそんな話かというと、イタリアにとある必殺のデザートがあるらしい。それをここで言えないのがもどかしいのだが、そのジャンルではたぶん世界一美味しいと信を置く料理研究家が言っている。
この夏、とあるきっかけでそれを口にできそうなのであるが、それがいまから待ち遠しい。その頃には、情報も出せると思うし、あるいはすでに市場に出ているかも知れない。コンビニはすぐにマネしないように。
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