またクールビズの話 - 代官山通信（蔡 俊行）

　今日もジャケット姿の来客があったのだけど、見ていて少し気の毒になった。クールビズのおかげでネクタイはしないで済んでいるですけどね、というのだが、ジャケットの下は汗だらけに違いない。個人的にはお固い仕事でも7月から9月の間はポロシャツを認めてあげればどうかと思う。下はコットンパンツあたりで、必要ならジャケットは手持ち、それくらいで勘弁してあげたい。迎えるこちらはTシャツにショーツ。打ち合わせしていてもバランスが悪い。

　こういうのは行政が率先してやるという話でもないし、なかなか難しいと思うけど、大手銀行あたりが新ルールを打ち出せば少しは変わるかもしれない。

　昨夜もそんなクールビズ話だった。某プロダクション勤務の営業氏が同席していて、クールビズのおかげでポロシャツ可になり良かったですという。確かに充分カジュアルだけれども見ていてまったく失礼にあたらない。それに対する我々も相変わらずTシャツにショーツ。しかし我々にもややフォーマル感はあると非理屈をこねる始末。我々の着ているのはポケTである。すなわちこれは下着ではなく、れっきと外出着なのだとかなんとか。

　本当にすみません、酔っぱらいで。

　この際どい線というのは女性が下着姿で人前に出るのは憚れるけれど、水着はなぜかOKというのに似てる。似てないか。