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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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◯◯の壁

2013.03.12

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 昨日携帯に変な電話がかかってきた。

「請求書を送ったのに入金がまだである。早く入金して欲しい」

 社名も名乗った。NTTぷららという。NTTは知っているけどそんな名前は聞いたこと無い。さらにそんな請求書みたこともない。

「2月28日に投函しているので明日までに振込み願います。ついては振込先を伝えます」

 これだと普通新手のおれおれ詐欺に聞こえる。なのでこちらも身構えているとかなり高圧的な物言いで話を被せてくる。金額はというと1050円だ。この金額でおれおれ詐欺はないだろうが、突然携帯に電話をかけられて金払えと言われ払えるものではない。なので請求書を再発行してくれというと、振込先を伝えるの一点張りである。

 会話にならない。しまいにはこちらも切れてしまった。向こうがこっちの話に聞く耳を持たない。1050円とはいえ、突然電話口で金を振り込めと言われて、はいわかりましたという人いますかね、普通。相手の立場になってみろよといいたい。結局、請求書はないし、振込先も聞かなかったので振り込もうにも振り込めない。また、彼から電話かかってくるのかな? 

 昨日、家に戻ったら郵便局から封書が投函されていた。中を見てみると、アンケートのようなものがあって、最近宛先違いで投函されていた郵便物はないかという問い合わせだった。こういうの結構ある。郵便物に限らず、公共料金の通知書も含めてだが。

 小泉改革以降、こうした郵便事故は増えているのではないかという気がしている。親族に送った重要書類が入った封書が届かなかったりというようか事件が過去に数度ある。

 件の電話の際にもこうした郵便事故についてことが頭に浮かび、電話口に伝えたのだが、先方のロジックは「だから振込先を教える」である。こちらは電話口だから心配なので「再発行願う」だ。

 養老孟司さんの「バカの壁」以外にこういう状況を言い表すいい言葉ないかな。便宜的に「ぷららの壁」ということにする。

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