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蔡俊行フイナム発行人ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

代官山通信

蔡俊行
フイナム発行人

ファッション関係のマーケティング全般に関する仕事が主業務。WEBマガジン「フイナム」の発行主。

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死滅語

2013.06.27

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 カウチポテトって知ってますか?

 昨日スタッフ間のミーティングの最中、ふとこの言葉が自分の口から出た。しかしみんなキョトンとしている。知らないの? と聞くと全員が知らない、初めて聞いたと答えた。カウチポテトを知らない? 驚きである。

 ジェネレーションギャップという言葉でくくって、そうなんだですませばいいのだが、どうも引っかかる。過去に起きた出来事や事件なら知らなくてもそれほど驚かないのだが、こういう言葉っていまでも地続きで生きていると思っていた。いわゆるこれは死語となってしまったのか。

 この言葉が出たのはリンクを貼ったwikiにも記載されている通り、80年代。20数年以上前の流行語なんて知らねえよ、と言われればそれまでなのだけど、なんか腑に落ちない。

 こないだ夏休みの息子がバイトしたいというので、夏休みなんかの短期バイトはガテン系しかないよ、と言ったところ、ガテン系って何って返された。そらそうだ。いまガテンというあの雑誌は休刊している。

 いわゆる死語の定義というのは自分の中では、いまその言葉を使うのは古いというかダサいという共通認識があり、お互いそういう言葉があるということを承知の上で指摘しあうというものであるが、上記の死語はもはやある一定の世代の中では聞いたこともない死滅語となっている。

 そう死滅語。ちょっとぎょっとする言葉ではあるので、もうすこし響きのいいひねったワードを考えます。それができれば新書書けるね。

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