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石光 史明VISUAL CONNEXION C.E.ONY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪visualconnexion.com

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石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O

NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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2010.10.30

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偶然は必然...なんて事を良く聞きますが、それとて何かを媒介する事によって成り立つのではないでしょうか?

例えば毎日同じ駅から同じ電車に乗って同じ会社に向かっている人がいるとします。学生なら同じ制服を着ていれば気付くでしょうが、スーツを着ている社会人ならどうでしょう。ましてや社員が千人以上なんていう大企業で、かつ部署が違ったらよっぽど共通の知人がいつしか登場してお互いを紹介する=媒介して初めて「偶然同じ駅」なんていう関係が発生し、それをキッカケに仲良くなろうものなら「これって必然だよね」となる。

でも偶然出会うであろうその日にちょっと寝坊してしまい一本遅い電車に乗っていたら、その必然は成立しないから面白いですよね。下手したら定年退職を迎える何十年の間気付かない事だってあるでしょうし、逆に一度でも出会ってしまうと自分が遅れると相手もたまたま遅れたり、そんな経験ありますよね。

その一瞬の偶然を必然にできるかが運命の分かれ道なんでしょうね、きっと。そしてその偶然を見過ごす事もまた運命の分かれ道なんだと思います。あの時出会ってさえいなければ、あの時あの道さえ通っていなければ...

でもきっとそれは生まれた時に既に決まっていることなのだと思います。それが運命なんだと僕はいつも思っています。


誰それが出ているからという観点で観る必要がないくらい、素晴らしい作品。

それくらいリチャード・ギア、イーサン・ホーク、そしてドン・チードルが実に良い仕事をしています。何て言うんですかね、今までのキャリアがあるからこその余裕というか必要以上に前に出ることなく、それでいて存在感を必然的なものにしています。

★★★★★

僕の大好きな香港映画「インファナル・アフェア」。それをハリウッド版にリメイクし、世紀の大根役者レオナルド・ヘタプリオとマット・デイモンが出演したのが「ディパーティッド」だったのですが、個人的にはこれぞリメイク版に相応しい作品。

いや、話はちがうんですが「男意気」っていうんですかね?そこがキチンとわかっていてとにかくグッとくるんですよねぇ(笑)。そして始まりから最後の最後まで、いちいちカットが恰好いい。誰が何のためにいるかがとても明快。

ちょっと矛盾するようですが、あれで一番最後のカットさえなければ最高なんですけどね、でもあれがあるからこそ商業映画として成り立ってるわけで、そこら辺も含めて映画なんだと改めて実感。

そう言う意味では必然なんでしょう。

あとこれだけはどうしても言いたいのですがこの映画、原題は「Brooklyn's Finest」というのに邦題が「クロッシング」。ダブルミーニング的にはまったのでしょう、これだけ見れば別に悪いとも思いません。

ただ同じ年に同じタイトルの映画を公開するというのはどうなんでしょうか?こっちは原題も「Crossing」なのに。

おまけにオフィシャルサイトを見ると下に小さく「キム・デギュン監督作クロッシングとは異なる作品ですのでご注意下さい」って...モラルがないと言うよりも、こっちの方が内容的にも遙かに良い作品だし、紛らわしいからおやめになった方がよいのでは??

あれ?もしかしてこれって例のさくらんぼ小学校現象??

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