S/DOUBLE STUDIO JAPAN - Boolog A Go-Go!（石光史明）

何て物腰の低い、優しい雰囲気の人なんだろう...

これが初めて彼に出会った時の印象。

何年か前にいつもゴルフをご一緒させてもらっている先輩に誘われ、来日していた彼とディナーをご一緒したのですが、彼が立ち上げ一世を風靡したストリートブランドのイメージとは正反対で、その洗練された口調や立ち振る舞いは想像していたものとは全く違ったもので、一瞬のうちにしてファンになったしまったのを覚えています。

そんな彼が満を持して先月末にオープンしたお店が、東京・中目黒に。

ちょうどオープニングレセプションと京都での授業が重なってしまったので残念ながら彼との再会は果たせなかったのですが、ゴールデンウィークが始まる直前、ようやくこのお店を訪れる事ができました！

サーフボードのシェイパーとしてスタートした彼のキャリア（原点） 、そして原点が垣間見られるお店。

どこを切り取っても、彼のこだわり、それはまるで最愛の人を愛でるかのようで、サーフィンをしない自分でも、ここにいるだけで自然と胸が躍ってしまいます。

  

この壁に飾られたサインも、彼自身が東急ハンズで材料を買って加工したハンドメイドだそう。

  

そして、この中（写真左）にある一枚のフレームのレベル（高さ）を基準にこのお店のすべての位置を決めているそうで、照明に位置から何まで、ここには偶然なものは何一つない、必然の世界観。

  

  

東京のど真ん中にあるはずなのに、一歩足を踏み入れると彼の本拠地であるサンタバーバラにいるかのような錯覚に陥るのは僕だけではないはず。

  

  

普通なら見落としてしまいがちなありとあらゆる物までもが、彼の信念の上に築かれている事にただただ驚くばかり...そして、その積み重ねこそが完成度の高い空間を作り上げている。それは商品としてのサーフボードだけに留まらず、家族や仲間といったライフスタイルまでも言外に提唱しているかのよう。

  

敬愛する木村社長曰く「いくつかあった候補の中から、この窓が開く物件の写真を送ったら即答でここがいい！って返事が来た（笑）」というこのお店。

僕が思うにこの二人に共通することは、とにかく引きが強いという事。まるで「サンタバーバラにいるかのような錯覚」って書きましたが、実際に訪れるとわかるのですが、とにかく「気」がいいんですよ！

いるだけで落ち着いた気持ちになれる不思議なお店。

僕も思わず着心地のいいフーディーを一枚購入してしましました。

皆さんも是非、ショーン・ステューシーの世界観をご自分で体感してみて下さい！ いやぁ、この感じだともしかしてもしかすると、近いうちにサーフィン始めちゃいそうでちょっと怖い自分がいます（笑）。

03-6452-2444

OPEN 12:00 - 19:00

CLOSED EVERY WEDNESDAY