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石光 史明VISUAL CONNEXION C.E.ONY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪visualconnexion.com

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石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O

NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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lovely days! <2>

2012.09.26

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続きは次回!なんて書いて結構空いてしまってスミマセン。

さて、前回のポストで「食は文化」と書きましたが、最近の若い子(特に中学生や小学生)を見ていると単に背が高いだけではなく、明らかに肘から先、膝から先が格段と長くなっている事に気がつくでしょう。

個人的にはこれは明治の文明開化以降牛肉なんかを食べ始めた事に始まる我々日本人の食生活が、僕らの世代でマック等のファストフードや頻繁な肉食を中心としたスタイルに完全に移行した結果だと思っていますが、島国という他国からの侵略が少ない分、骨格の変化(進化)までには至っていないように思えます。

それに比べると同じアジアでも大陸に位置する隣国の中国や韓国の人たちの骨格は我々のそれとは明らかに違うのは、必要とされた「食文化=歴史的=地理的背景」の差なのかもしれません。 

話を戻すと、今回の旅行が僕の舌の記憶の追想だった事は言うまでもありませんし、3kg近く太って帰ってきたことは前述の通り(苦笑)。 そして「買ったものも靴下とサプリだけ」なんて書きましたが、実はもうひとつだけ買ってきたものが... 

sapporo.jpg

いや、ご覧の通り何の変哲もない米国製の「サッポロ一番 醤油味」なんですけどね(笑)。ただこれにはちと長い物語がありまして... 

実はその昔ミラノに住んでいた時、唯一日本の食材を扱っているお店があったのですが当時の価格は1袋約600円ほどで、 値段もさることながら中心部から少し離れたところにお店があったという事もあって頻繁に買えるものではありませんでした。 もっとも語学の上達と同じくしてこのお店のお世話になる事もなくなりましたが... それがNYに移ると当時Nolitaにあったロフト近くのスーパーで3袋で1ドル、俗に言う「3 for 1」という実に衝撃的な価格設定に思わず買い込んでいたものでした。

ミラノでなかなか買えなかった事へのリベンジなんですかね(笑)。 
いや、正直ウマいかマズイかって言うと限りなく後者寄りなのですが、もう懐かしさの方が先立ってしまうという代物なので、今回立ち寄ったスーパーでも目に留まった瞬間に迷わず衝動買いしてしまいました。 

ただ当時のものは香港製だったので、今回購入した米国製よりもさらに粗野な味でスープの濁りもなんというか、さらにまどろんだ感じ(あくまでも個人による感想です)なのですが、そこは「舌の記憶」。

だから今回はちょっと上品なお味でガッカリでした(笑)。
いや、別に記憶を美化するわけでもなく、普通にそっちの方が美味しく感じてしまうんですよね。

え?もちろん具なんて入れませんよ。 インスタントを必要以上に美味しくして どうするって言うんですか(笑)。それならフツーにラーメン屋さんに行きますって!

一本何万もするワインが美味しいのはもちろんですが、旅先で夜中にお腹が減って寒い中探し回って結局コンビニしか見つからなくて、その店先で食べたカップラーメンがとてつもなく美味しい事ってあるじゃないですか。

場所とか値段や味もそうなんだけど、一緒に食べた人、交わした言葉、そしてかかっていた音楽... それこそが舌の記憶だと、僕は思うわけです。

ちなみにこの袋入りのインスタントラーメン。
アメリカの代表的な食べ方は学校帰りに買って歩きながら袋ごと麺を粉々にし、粉末スープを袋の中に入れて袋ごとシャカシャカ振って食べるというものでした...

まぁインスタント・ベビースターみたいなものなんでしょうね(笑)。

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