Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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しっくりこないねぇ...
2012.10.15
どうもしっくりこない。
しっくりこないというのはこの人の悪行?を晒したり幾らの部屋に住んでいるか?なんていうのを平気でやっておきながら延々と「〇〇氏」なんて付けて呼んでいる事もさることながら「問題のすり替え」具合に辟易するのである。
いや気持ちはわかるんですよ。
ノーベル賞が決まって国中がお祝いムードの最中の茶番劇。おまけにあの風貌なもんだから「何さらしとんねんボケ」っていうのも実に理解できる。自分ですらこのタイミングで発表ってどうなのって最初は思いましたもん。でもね、変わった人やペテン師なんて言うのは星の数ほどいるわけですよ。僕だって、他から見たら相当な変わり者ですよ、実際。
ただ途中からヒステリックに問い詰める報道陣の姿がワイドショーなんかで流れるたびに「?」っていう気持ちに変わっていったんですよね。今どき小学生だってあのホテルの部屋か何かの報道陣とのやり取りを見ていたら、どの程度かはさておき「あ、こいつ嘘つきだな」ってわかるじゃないですか。それをいざ化けの皮が剥がれた(と確信した)途端に、やれ実は各紙に8月から売り込んでいただ何だのとまくし立てる。まるで用意周到に詐欺を働こうとしていたかのように。
でもそれって違いますよね。
8月から売り込まれた各紙はどうも胡散臭いなりおかしいと思って記事にしなかった訳ですよ。それを読売新聞の記者だけが鵜呑みにして社内的な経緯はさておき記事にした事が由々しき問題だと思う訳ですよ。発行部数世界一を誇る一流紙がですよ!?
そんな権威がまんまと一度ならず2010年に続いて2度も同一人物に騙された挙げ句にノーベル賞受賞のお祝いムードの中に鬼の首をとったかのようにスクープとして垂れ流し、周りの報道機関も裏取りもせずに同調した事自体が一番責められるべきだと思うのは僕だけなんですかね?
いや、その事によって「結果」彼が今まで甘受した助成金やら補助金なんかの不正受給が明るみに出たならそれはそれで良いことだとは思うし、その事で罰せられるのは当然の報い。何ら異論もありません。でもさ、どこそこの教授クラスなんかの偉い先生が雁首揃えて「知らなかった」とか「データの精査をしただけ」みたいな言い逃れしてさ...どうもしっくりこない。
医学界の慣習なのかもしれないけれど、彼が困ってるからって聞いたから送られてきた書類にサインして多額の借金の連来保証人になるのと何も変わらないのに...新聞にしろ大学にしろ何にしろ、昔じゃないんだから電話するなりメールで裏取りできるだろうし、ネットの掲示板じゃないんだから全国紙の紙面を飾るというのはそれほど重責だという事を再認識すべきだと思うのです。(2010年5月の記事をいまさら否定した東京医科歯科大っていうのも何か解せないよね。)
この話を最初から見ていてちょっと前の考古学のゴッドハンドって呼ばれてた人を思い出した。何か似てるよね。持ち上げては落とす。最初から検証してれば誰も何も傷つくどころか未然に防げてた事だってあるだろうに。
誰かから売り込みを受けたなら、怪しいと疑い、裏取りをして、偽りを暴き、そしてそういう輩にも補助金や助成金が支給されているというこの国の構造的な問題を暴く。これが報道機関に求められている責務とジャーナリズムっていうやつじゃないんだろうか?
...なんて思ったら蔡さんも書いてた。
やっぱり違和感を覚えるのはみんな同じなんだね。
ただ件の人が虚言癖以上に、仮に何らかの形で精神を病んでいるとするならば、しかるべき対応が望まれるのではないかとも考える。この国では殺人を犯したものに対しても同等の措置がとられるのだから...
でもそれはさておき、系列局の「ミヤネ屋」が今日これでもかってくらい叩いてたのはちょっとガッカリだったな。この前の金子先生の追悼っぷりが感動的だっただけに尚更だったかも。
しっくりこないねぇ...ねぇ?
大臣就任後の過去の献金みたいに、対抗馬のリークなんて勘ぐっちゃいますよね。



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