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小嶋享County Line Showroom代表元フリーライター、現在「County Line」ショールームの管理人。19年ぶりの日本に戸惑いながら、恵比寿にアメリカンスタイルのショールームをスタート。毎年2月にカリフォルニアで開催されるヴィンテージファッション・イベント「Inspiration」のメディアディレクターも兼務。www.countyline.jpinspirationla.com

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小嶋享
County Line Showroom代表
元フリーライター、現在「County Line」ショールームの管理人。19年ぶりの日本に戸惑いながら、恵比寿にアメリカンスタイルのショールームをスタート。毎年2月にカリフォルニアで開催されるヴィンテージファッション・イベント「Inspiration」のメディアディレクターも兼務。

www.countyline.jp
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封筒の神、降臨

2011.09.30

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「身体で覚えろ」とは良く言ったものだ。
スペースシャトルの先端部品を作る下町の職人は、経験と感覚だけで寸分狂いない完璧な半円盤を作る。
餃子の王将のアルバイトも、3ヶ月を過ぎると"餃子包みマシーン"と化し、目分量だけで同じ大きさの餃子を延々と包むことができる。

その感覚が今、俺の指先にも宿った。

早朝から、茶封筒にA4サイズの紙を詰め込む作業を黙々とこなしている。二つ折りにしたA4の紙と封筒の幅はほぼ同じ。ピッタピタ。どれくらいピッタピタかというとこれくらい↓
IMG_9028.JPG

最初の数百枚は紙が封筒に引っ掛かり、両者のケンカが絶えなかった。どちらも道を譲らない頑固者。それが、ある瞬間から紙がスッと封筒に収まるではないか! 何度やってもスッと入る。スッスッスッ。

9月29日午前10時、"茶封筒の神"が俺の両手に降臨した。

身体が勝手に反応する、まさに"フウトウズ・ハイ"状態に突入した。この勢いでとっとと地味な作業を終わらせて、と思った瞬間。

目が合った。封筒の金具が俺を見つめている。

まだまだ超えなければならない峠がいくつか残っている。
まずは、茶封筒の金具を「前へ倣え」させなけばならない。こんな具合に↓
IMG_9030.JPG

そして「前へ倣え」した金具を封筒のフタにくぐらせ、「腕を大きく左右に開いて」させなければならない。こんな具合に↓
IMG_9031.JPG

金具の女神は何時に降臨するのであろう?
願いが叶うのならクロネコがくる前に。
クロネコがもうすぐやってくる。。。ニャ〜。