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南井正弘Freewriter&Sneakerologist1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

履けばわかるさ、着てもわかるさ

南井正弘
Freewriter&Sneakerologist

1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

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今日の1足

2011.09.28

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アンダーアーマーといえばコンプレッションやロッカータグなど、様々な新基軸をスポーツアパレルの世界にもたらしたブランドとして知られています。自分もヒートギア、コールドギア、ウォームアップetc.ここんちのプロダクトはかなり持っています。そういえば最初に買ったランニング用グローブもアンダーアーマーだったし。そんなスポーツアパレルにおいて確固たるポジションを築くことに成功している同社ですが、実は5年ほど前からスポーツシューズにも参入しています。最初はクリーツ(アメフトや野球のスパイク)、次にクロストレーナーという感じでカテゴリーを増やし、2009スプリングシーズンからは実はランニングシューズも展開しています。自分はハワイで2足入手しましたが、一流の技術を誇る某工場で生産していたからプロダクトは高レベル。2年前のこの日のblogでも紹介していますが、いつになっても日本ではランニングシューズは展開されない。「どうしたんだろう?」と思っていたら、この9月から積極的なTVCMとともにランニングシューズの展開がスタートしました。「MICRO-G」というテクノロジーとともに。

この「MICRO-G」ですが、軽量性、低重心、反発性が高次元で融合されたテクノロジー。実際に履いて走ってみると軽量性と低重心はすぐに感じられたものの、いまいち反発性が感じられない。理由はこの日のペースがkm/6分とゆっくりだったから。前日に通常のシューズよりも負荷のかかるナイキフリーエブリデイで10km走ったので、足に疲れが溜まっていたんです。翌々日にkm/5分20秒ほどで走ると、自然に足が抜ける感覚で、足がスムーズに前に出るような高い反発性を感じられました。トータルの履き心地はナイキのルナグライド+、ニューバランスのMR890といった新しいコンストラクションのランニングシューズに似ていると思います。ラスト(木型)も写真のUAマイクロGスプリットHG Jのように品番末尾にJの付くプロダクトは、日本人ランナーの足型を徹底研究した形状にアジャストしてあるのも嬉しいところ。今後のプロダクト展開も楽しみです。

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