履けばわかるさ、着てもわかるさ
南井正弘
Freewriter&Sneakerologist
1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。
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今日の1足
2012.05.19
最近、格闘家の宇野薫選手とスポーツシューズに関して話すことが続けてありました。そのなかで共通して評価の高かったのが、この日にブログで紹介したナイキのズームエリート+。宇野選手も私もズームエア特有の高い反発性を気に入っており、「速目のペースでも快適に走ることができる」という点で二人の意見が一致しました。それともうひとつ話題となったのが、今春フルモデルチェンジしたナイキ フリー3.0 V4の機能性の高さと、快適な履き心地。従来のナイキフリー3.0はアウトソールのブロックの隙間も大きく、いかにも上級者向けといった印象で、一般アスリートやトップアスリートでもどちらかいうと体重のある人には敬遠される傾向にありましたが、今回のモデルは履いてみると裸足感覚は5.0モデルよりも高いのに、安定感もある。実際に走ると、ゆっくり目のペースなら自分レベルの脚力でも充分に対応。効果的に脚部の筋力を鍛えてくれているのが体感できました。自分レベルのランナーが連日履くのは、ちょっぴりタフかもしれませんが、週に1~2回くらいの着用なら問題ないと思います。
あと今回のモデルで魅力なのは、デザインがスタイリッシュで、カラーバリエーションも豊富なこと。トレーニング時はもちろん、カジュアルシーンでも目を惹くデザインは、普段履きとしても充分対応可能。街を歩き回るだけで、効果的に足を鍛えることができるでしょう。
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