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南井正弘Freewriter&Sneakerologist1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

履けばわかるさ、着てもわかるさ

南井正弘
Freewriter&Sneakerologist

1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

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今日の1足

2012.12.12

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着地から蹴り出しまでの自然な走行感とスタイリッシュなアッパーデザインを融合することで、より幅広いタイプのランナー獲得を目指したASICS 33。デビュー以来、アシックスの新たな魅力を提供する存在としてアメリカ市場を筆頭にワールドワイドで高い評価を得ているプロダクトラインです。

これまでも今シーズン最も着用する機会の多かったランニングシューズのひとつであるGEL-NEO33を始めとして、このコレクションが標榜するナチュラルランニングの履き心地を体感してきました。そんなASICS 33にニューモデルが登場。それがより自然感覚の履き心地を追求したGEL-LYTE33。11月のニューヨーク出張の際から気になっていたプロダクトですが、今回ラスベガスでゲットしました。このシューズの最も大きな特徴は、その軽量性。片足7.3オンス(約207グラム)という比類なきライトウェイトはそのアッパーデザインとラバーの使用を必要最小限に抑えたアウトソールから生まれます。実際に履いてみると、縦寸がちょっぴり短いことを始めとして、従来のアシックスシューズとは全く異なる履き心地。GEL-LYTE33は、ナチュラルランニングの次元を一段階高めることに成功しており、GEL-NEO33やGEL-QUICK33、GEL-BLUR33といった、これまで着用したことのある他のASICS 33とも違うタイプの走行感で、他ブランドの裸足感覚シューズとも一味違った独特の履き心地ですね。個人的には旅ランやスポーツジムでのゆっくり目のランに活用しようと思います。


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写真で分かるように、ヒール部分にはナイキフリーなどのベアフットタイプシューズと同じく樹脂製のヒールカウンターは入っていません。自分はランニング時に違和感は全く感じませんでしたが、「これまでアシックスのランニングシューズを履いてきたランナーはビックリするんじゃないかな?」と思ったのも事実。この件をアシックスのKさんに確認すると「日本で発売されるGEL-LYTE33には樹脂製のヒールカウンターが内蔵されますよ」とのこと。これまでもミッドソール内側の硬度を上げ、オーバープロネーションを防止するデュオマックスのサイズを日本向けとアメリカ向けで変更するなど、ランナーからのフィードバックをプロダクトに的確に反映させてきたアシックスですが、今回もこの辺の配慮はしっかりとなされていました。流石です。


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日本では来年の2月に発売予定。メンズモデルはシックなブラック/ホワイトとビビッドなブルー/グリーンの2色展開。日本展開モデルは前述のとおり樹脂製のヒールカウンターが内蔵されます。

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