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渡辺俊美TOKYO No.1 SOUL SET / THE ZOOT16福島県出身。TOKYO No.1 SOUL SET のギター、ヴォーカル、サウンド・プロダクション担当。並行してソロユニットTHE ZOOT16でも活動中。

水月デスロック

渡辺俊美
TOKYO No.1 SOUL SET / THE ZOOT16
福島県出身。TOKYO No.1 SOUL SET のギター、ヴォーカル、サウンド・プロダクション担当。並行してソロユニットTHE ZOOT16でも活動中。

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Vol.8 選択

2011.12.09

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人は何かを食べないと生きていけないのは誰もが知っていることだが、同じように人は必ず死んでしまう事も知りながら生きている。
殆どの人はどう生きて行くか?!と、考えているだろう。僕も30際過ぎまではそうだった。

しかし、現在は逆にどう死んでいくか行くか?!と、考えるようになり、3/11の震災後は更にそう思った。
震災直後は神も仏も無いなと感じながら過ごしていたが、時が経つに連れ「生かされている」自分に気付いたからだ。それと同時に世の中が急激に変化している事にも気付いた。今までとは全然違う。ジャングルの中で例えれば肉食の動物から急に草食動物になった様に感じた。

変わる....変えたくなくても、変えなければいけない....。
自分の終わり方を考える事で「何をやるのか?!」ではなく、「何をやらないのか!?」が生まれた。
さらに、原発事故の放射能問題で生きるために一番大切な「食べる」事が難しくなり、住む場所も安全な所は無くなったから自分自身の「選択」が最も大事だと感じた。

何故ならば、政府から未来の見えない都合の良い政策や報道する側の曖昧な情報に、このままでは権力のある人に殺されてしまうと思ったからだ。
文句を言っても始まらないし、解決にもならない。自分の命は自分で守る「選択」をして行動をするしかない。他人(社会)に負けても、自分には負けない事を強く思った。

今月の6日に45歳の誕生日を迎えた。歳をとるという事は「生きている」と言う証拠。歳をとりたくないとか死にたくないと言うのはただの子供だ。死を意識して初めて大人になるのだ。

「安全」とか「安定」、そして「安心」というのはこの世の中に元々ない....
「危険」と隣り合わせな「日常」を改めて感じた。だから、一日一日生きてるだけで幸せだから丁寧に過ごすのだ。今日も料理をして「愛情」のある物を食べる。最後の食事だと思って.....。


渡辺俊美


★今年の冬は「WACKO MARIA」のビーバー素材のHATが活躍します。
下のベージュが春物で、上のグレーが秋冬の新色です。
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★「選択」の缶バッチ
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